さて、今日は年に何度も訪れる土用の丑の日でございます。
いまだにスーパーが騒いでくれないと、今年はいつなのか全然わからないのですが、むしろちゃんと把握している人は何人くらいいるのか気になります。
そんなにいないでしょう?
土用の丑の日って、そもそも何?
あ、そうそう。土用の丑の日って、毎年、回数も日にちも違うって知ってましたか?
いるかもしれないので、ここで土用の丑の日についてちょっと解説。
土用とは
一年には、立春・立夏・立秋・立冬という季節の始まりとされる日があります。
わかりやすいものでいえば、豆まきの節分2月3日あたりが立春、5月5日の子どもの日あたりが立夏であることが多いです。
で、土用というのは、これらの日の前、18日間のことを『土用』というんですって。
つまり、季節が変わる前、季節の変わり目とされる頃ですね。
丑の日とは
そもそも、1日1日に「子の日」「虎の日」というのがあり、それが干支と同じ順番で12日ごとに巡っていることは知っていましたか?
干支って1年単位だけでなく、1日単位で巡っているんですよ~情報盛りだくさんだったり、和風のカレンダーだと、小さく書いてあるのでよく見てみてください。
さらに読み解くといろんな意味が含まれているのですが、今回は割愛するとして。
土用の丑の日とは
つまり、「季節が立つ日の前に訪れる丑の日」が土用・丑の日ということになります。
そう、だからね、季節が立つ日と、丑の日がいつかをチェックしないとわからないんです。
毎年変わるので、暦を注意深く気にしていない限りはわからなくても大丈夫!
現代は、スーパーなどさまざまな高校が先取して教えてくれますから!笑
特に騒がしいのは夏の土用・丑の日
季節の変わり目が年に4回あるので、土用丑の日も年に数回あるのですが、なかでも大きく取り上げられるのが立夏の土用の丑の日です。
よくわからないけど「夏の丑の日はウナギを食べる」というイメージだけはあるという人もいませんか?
まあ、これに関しては、すでに有名な話ですが、
時は江戸。そもそも秋冬が旬のウナギが夏に売れずに困っていた鰻屋が、蘭学者の平賀源内に相談を持ち掛けたところ、源内が「土用の丑の日にウナギを食べるといいよ~夏バテしないよ~」って宣伝をしたことで、土用・丑の日にウナギを食べようキャンペーンが起こり、定着したという話。
アレですね、菜々緒が「夏こそお鍋を食べて身体を冷やさないようにしてます」とか、横浜流星が「冬にする花火が一番キレイで好きですね」なんて言うことで、本来の季節ものじゃないのがバカ売れするみたいなやつですよね。
※菜々緒も横浜さんもこういう発言をしたわけではありません。例えです。
もうなんなら、ミランダカーが「私の誕生日はチアシードを食べる日よ!」といえば、チアシードの日になり、ジョニー・デップが「新年に生卵を飲めばエネルギッシュな1年になるよ!」と言えば年末に卵がバカ売れする、みたいなね。
※ミランダカーもジョニー・デッ(以下同)
要は、江戸時代の有名人が「土用の丑の日にウナギはマスト!まじで粋だぜ!」っていいだしたから、まじかー!うなぎ食わねばー!!!となったという可愛い文化です。
でも実際、うなぎは栄養満点。
とはいえ、うなぎはビタミン、ミネラル、カルシウム、さらにはDHAなど、日焼けなどで疲れた肌や、冷たいものの食べ過ぎで疲れた内臓の粘膜などにいい成分が多く含まれています。
だから、夏バテ気味で弱った体にパワーを注入するには、確かに効果があるかもしれませんね~
なんと今年は夏の土用・丑の日が2回ある
そして今年は夏の丑の日が2回ありまんねん。
今年の立秋が8月7日で、その前の18日間で丑の日が7月21日と8月2日の2回くるのです。
いやいや今年はウナギを売るのにも気合が入りそうですね~
季節の食べ物は大切にしたいですが、なんでもいいというものでもないので、我が家は今日、スーパーでうなぎの巻き寿司を買って、それにて終わり!
楽しみ方は、人それぞれでいいのだと思ってます。
それに、うなぎが苦手、ちょっと予算オーバーで買えないという人も問題なし!
そもそも土用の丑の日は、「う」のつく食べものを食べればよいのです!
瓜、梅干し、うどん、牛肉(うし)なんてのも立派な行事食!
暑くて食欲がない時も、梅干しを乗っけたうどんならつるっとさっぱり食べられるんじゃないかしら。
こっちの方が、より生活に密着していると言える気がします。
大切なのは、バテてしまわないようにすること!
美味しいものを、美味しく、楽しく。
暦の上ではもうすぐ秋だけど、夏本番はこれからですね~楽しみだな~
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