イギリスは本当にごはんが美味しくないのかについて

「イギリスのごはんは美味しくない」という噂を耳にしたことはありますか?

実は、これを確かめに行った…わけではないのですが、実際にイギリスに滞在していたときの個人的な感想を書いてみようと思います。

◎イギリスで実際に食べてみました

はじめに言いたいのは、そもそも《食》に強いこだわりがあるお国柄ではないのかもしれないな、と。

もちろん数十年前に比べれば、ヨーロッパ諸国との交流や世界的なグルメブームにより、どんどん美味しいものが増えてきているのだと思います。

ただ、「見た目の美しさ」や「繊細な味付け」、「栄養バランス」、「素材に適した調理法」なんていう細かいところは気にしないんだと感じました。

というのも…

実際にディナークルーズをした時、実際に出てきたコース料理の一部をお見せしますね。

まず山盛りのパン。これが機内食のパンのごとくパサパサでした。

そして、パン左上にある黄色いバター。これもバター風味のラードのようで、なかなか個性的でした。

ただ、空腹という最高のスパイスを持ち合わせていた私は結構いただいたんですけどね!

前菜的なものでしょうね。何かしらが散りばめられています。

全体的に赤と緑でまとめて、からし色でアクセント、と言ったところでしょうか。

見方によっては不気味な左下のコチャコチャしたのは小さなエビなのですが、同じお皿、そしてこの品数で、大きなエビを斜め上に並べてくる攻めの姿勢が感じられますね。

このお料理の後に、ムースのようなスープのようなお料理があったのですが、画像があげられませんでした…

そしてメインディッシュです!

お肉はパサパサ、コロッケはクタクタ、味付けは、もう忘れてしまいました。すいません…

ただ、なんだか酷い表現ではありますが、「美味しくはないよなー」くらいで、「マズイ!!」では無かったんですよ。

このプリン(?)が出てくるまではねーっ!!!!!!

これ、見た目はクレームブリュレのように表面を焦がしてあるのですが、はい、焦がしすぎていましたね。

見た目はいい感じですよね?しかしながら、香ばしいを通り越して、苦かったです。

そして、下はボコボコの穴だらけ、どこにもたどり着けないような味付けで、これだけは、シェフには本当に申し訳ないんですが、本当に美味しくなかったんですー。涙

そもそも、最初のテーブルセッティングがガタガタですからね。面白かったですよ。

盛り付けや見栄えに頓着しないのかもしれませんね。

お店にいても、お料理ボンボンっと並べた上にケチャップどぱーっとかけたようなお料理も当たり前のように出てきたりします。(もちろん一部ですよ!!)

◎イギリスにも美味しいものはもちろんありました!

とはいえ、イギリスで感動するくらい美味しいものもありました!

スコーン

これは美味しかった。焼きたてのスコーンの美味しさったらもう!

スコーンにジャムやチーズをたっぷり塗っていただくのが基本のいただき方らしいですが、私は甘いものが苦手なので、プレーンを何もつけずに食べていましたが、それだけで十分美味しいじゃないか!と主張したくなるくらい美味しかったです。

それからスコーンが好きになったのですが、やっぱり焼きたてが一番美味しいんですよ。

でも、近所で焼きたての美味しいスコーンが食べられるところを知らなくて。出先でスコーンが売ってるパン屋さんとかあるとのぞくんですけどね。まだあの感動は超えられていません。

◎紅茶とお水のすてきな関係。お水が紅茶の味を変える!?

美味しかったもの、もうひとつが紅茶です。

イギリスでは紅茶を頼むと、ほとんどのお店で、ティーポットに入って提供されました。(たまたまその機会が多かったのかもしれませんが)

ポットごと出てくるなんて、日本じゃアフタヌーンティーでもしない限りほとんど無いので、それだけで「本場だぁー!」とミーハー心がくすぐられてしまうんですよね。

紅茶は好きですが、正直、茶葉の種類や味の違いには詳しくないので、いつもなんとなく選んでいましたが、本当にいつでもどれでも美味しかったんですよ。

なんでかなーと調べてみたら、どうやら水の違いのようです。

日本の水は一般的には軟水なのですが、イギリスをはじめとしてヨーロッパは一般的に硬水が多いようです。

軟水というのは、口当たりまろやかな優しい味わいのお水で、硬水はカルシウムやマグネシウムなどのミネラルが多く含まれているため、独特の風味があり、強めの味わいを感じます。

たとえば一時期、大ブームになったミネラルウォーターの「コントレックス」はガッツリ硬水なので、飲んでみた人の中には「何じゃこりゃ!?」と味に驚いた人もいるかもしれません。

余談ですが、軟水に慣れている人が、硬水で髪を洗うと髪がバキバキになりやすいです。事実、私もイギリス滞在中は髪の毛ギシギシでした。笑

ところが、そんな個性的な味の硬水が、紅茶に非常に合うから驚きです。

食と風土は密接な関係にあるのですが、これもそのひとつで、イギリスの紅茶はイギリスのお水で淹れるのが一番美味しい!!!

つまり、日本の緑茶は日本のお水で入れるのが一番美味しいと思います。

なので、イギリスの紅茶があまりにも美味しかったので、逆にお土産に買う気にはなれませんでした…いいんだか悪いんだか…笑

◎イギリス、言われてるほどヒドくはない!むしろ美味しい食べ物を探す楽しみがありますよ!!

滞在中、物価が高いこともあって、スーパーのお惣菜で済ませることも多かったのですが、そこで買ったコールスローサラダや、ハムやチーズなんかは普通においしくいただきましたよ!!

イギリスの代表料理の1つであるフィッシュアンドチップスは、お店や街角の至る所で目にしたのですが、どうしても油の匂いが先に来てしまって、胃もたれしそうで結局1回も食べずじまいになりました。

今となっては、本場の味、食べてみればよかったなーと思います。食べたことある人、いませんかね?

イギリスとはいえ、ほとんどロンドンだけだったので、他の都市や、地方の田舎料理なんかも気になります。

ぜひこれからイギリスに行く予定のある方は、フィッシュアンドチップスをはじめ、いろんなメニューに挑戦してみてください!!

ちなみに、ロンドンの町はめっちゃくちゃお洒落で個性的で、美しさの中に強さや気高さを感じました。きっとそこに住まう人もそうなのでしょう。

ロンドンの古着屋アンティークショップは本当に宝箱です。

ああ…またいきたいなあ…

おしまい。

 

 

 

 

 

 

 

なので、「めちゃくちゃマズイぞ!?」という料理にも出会わなかったのが正直なところです。

 

 

 

 

 

◎イギリスで食べて美味しかったもの

スコーン

これは本当に美味しかった。

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