かつて接客業に生きた私が鬼ニートになり何故かイキナリ農業の会社に就職した理由

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新元号が発表された平成最後の4月。今年で農業の世界に飛び込んでから5年目になりました。はやいものです。

5年目を迎えて思うことは、やっぱり農業は楽しいし、まだまだやりたいなーということです。飽き性のわたしがまだ飽きていません。

農業を始める前は

農業始めるまでは、ずーっと接客の仕事をしてました。

個人経営のダイニングでひたすら小さな玉ねぎの皮を剥いては飴色に炒めながらお酒作ったりね。お客さんと話したりね。子ども写真館で子どもあやしながら写真撮ったりね。レストランで違う卓にサービスのデザートプレート出してみたりね。(副シェフが超イケメンだったなあ。)

とにかく学生の頃から卒業後までいろいろ働きましたが、一貫して接客をしてきたし、いまとなっては転機になっていたであろうカナダでの生活を終えて帰国してからも、接客業に就きました。

当時は、なんの根拠もなく、自分には接客が合ってると思ってたんです。

ところが、ある時を境に突然もう誰の相手もしたくなくなるくらい接客が嫌になりました。笑

もちろん、接客の仕事は嬉しいことや楽しいことも多く、やりがいを感じられる仕事だったとは思いますし、接客が嫌になって辞めた私の友人たちも、同じようなことを言います。

でもやっぱ接客業には、底抜けのタフさは必須ですね。心身ともに。

鬼ニート時代到来

そこから長らくいた都会を離れ、実家に戻り、鬼ニート時代へ突入します。もう恐ろしくニートです。

ただし、全然自慢にならないんですが「とにかく明るいニート」でした。めっちゃ遊んでたし、めっちゃ好きなことしていました。

むちゃくちゃ本読んだし映画みたし、あとやりたいと思ってた趣味関係のことは一通り手をだしたし。とにかく興味あったこと思い付いたこと手当たり次第やってました。

まあそんなことばかりしていたので、貯金なんて減っていく一方で。クソ情けないクソ甘えん坊でしたね。実家には本当にお荷物だったと思います。

でも、そんな迷惑かけておきながらも、この時期がなければ農業をやってなかっただろうし、こんなにのんびり仕事できてなかったと思います。(小声)

ニート、農業に参入

そもそも、なんでそんな甘ったれニートが突然、いかにもキツそうな農業にぶっ飛んでいったかって思うかもしれません。

鬼ニート時代のわたしは、「私には接客だ!と思って働いてきたのに、じつは全然向いてないのでは…?」と思っていたので、もうなんか「何も出来ないんじゃない?社会不適合者なんじゃない?」って思ったりして、おバカになってましたね。

今なら、当時の私に「むしろお前は一番接客に向いてないぞ!よくやってたね!あとマジョリティーに適合できるタイプでもないぞ!」って大声で教えてあげられるんですけど。笑

そんな生活してたので、現実逃避的に「海外を旅してたの楽しかったな~あの頃に戻りたいな~」なんて思い出したり…

で、ふと気づいたんです。

私、カナダのオーガニックファームに半年ほど住んでたことがあるのですが、そこでの生活がまったく苦じゃなかったな、と。

動物(食用)たちにエサをあげたり、うんち掃除したり、土まみれになったり、草取りしてみたり、生ゴミなんかで作る肥料をまいたり、いろんなことお手伝いさせてもらったんだけど、全然ツラくなかったんですよね。

もちろん手伝い程度とはいえ体力的に疲れたり、しんどいことはあったけど、根本的に楽しかったから、ツラいってことがなかった。

当時、別に農業したくてオーガニックファームに滞在してたわけではなかったし(知人宅だった)、カナダじゃなくてニュージーランド行きたかったくらい、アツい思いを持って行ったわけじゃなかったんですが、結果的にめちゃくちゃ楽しかったんです。

それとは別に、もともと大学生くらいの頃から漠然と「老後は田舎で農業かなー」なんて、ありがちな妄想していて。

で、思うんですね。

「ん?てゆうか老後まで生きられるかわかんないじゃん!だったらいつかやりたいと思ってることは今やった方がいい!」

幸い、とにかく明るいニートでしたから(笑)、そっからは運もよくポンッと就職できました。ニート卒業、農業入学です。

農業5年目なう

そんな思いつきじゃないかってくらいの勢いで始めた農業でしたが、職場を変えながらも、楽しく5年目を迎えました。ありがたい。

今のところ、農業楽しい~と思いながら働けています。これは周りの人たちや環境のおかげもおおいにあります。

5年目は、本来まだまだぺーぺーなんですが、農業は若手が少ないことや、少人数でまわす経営体が多いことから、1年目からでもガンガン現場に出て、とにかく実践!慣れるのみ!という場合が多いので、結構いろんな仕事をさせてもらえました。

とにかく即戦力になれればなれるほど重宝されるし、全部の仕事ができなくても、仕事の内容はめちゃくちゃ種類多いので(力仕事、機械操作、事務作業、機械整備、栽培管理などなど無限に)、どれかに特化しても重宝されます。まあこれはどの仕事にも言えますね。

ただ、農業が「誰にでもできる仕事」だとは思いません。むしろ少人数の組織になるほど、マルチプレイヤーになれる能力が必要とされます。でも、「その人が出来ることは必ず何かある仕事」だとは思います。

あと、40歳くらいまではガチで【若手】なので、ものすごく大事にされます。基本的は。60歳くらいまでは【青年】扱いです。本当に。

これからの目標

いまは出来る限り、この仕事は続けていきたいと思ってます。ただし、危険作業を伴いますし、季節的に休みがほぼない時期もあるので、今後の生活スタイルによってはどうなるかわかりません。

私は女性なので、このさき妊娠出産などをするとなれば、どうしてもそれなりの働き方をしなければならないのですが、私が知る限り、そこに対応できる農業経営体は全国的にみてもごくごく一部です。

だからこそ、どうにかそんな人でも働き続けられる前例を作っていかなくてはという思いもあります。

ただ、私は「私生活を後回しにしてまで、苦しい思いしてまでやる仕事などない」というスタンスなので、いまどきの言葉でいえばワークライフバランスを最優先にはするでしょうけどね。

これは余談ですが、働き方改革とか言われてますが、肝心なのは法律でも企業側の意識でもなく、働く人たちの意識だと思ってます。

あとは、農業をやってみて、この仕事を楽しいと思う反面、よくも悪くも業界としてめちゃくちゃ課題だらけだなーと感じています。

今後は、自分が楽しく働くのはもちろんですが、働きやすい環境を作るためには(特に若者と女性に対して)どうしたらいいかということにも取り組んで行きたいですね。

やりたいことがある人へ

清潔感と親しみやすさが大切な接客業をやっていても、無収入の実家のお荷物ニートでも、農業で楽しく働けちゃうことも世の中にはあります。

「やったことない」「できるか不安」「すぐ辞めたらどうしよう」

そう思うかもしれません。でも、少しでも自分のなかに「やってみたい」ってことがあるならやっといた方がいい!なんでも!

「いつか」のいつかは大抵きませんよ!年を重ねるほど、失いたくないものが増えてって、身動きとれにくくなりますからね!

それから、「すぐ辞めるのはカッコ悪い」みたいなのありますけど、私は気にしなくていいと思いますよ。

もちろん継続することも簡単なことじゃないし、評価されるべきことだと思います。

でも、辞めたり始めたり、チャレンジすることだってちっとも簡単じゃない!気楽じゃない!

やってみなきゃわかんないことって本当に多くて、てゆうかほとんどそうだと思うんですが、すぐ辞めてもいいと思います。

「違うな」って、すぐわかったならいいじゃん!諦められる!一度も手を出さずに、あの時やっておけばって一生後悔し続けるくらいなら(しかもやったら全然向いてない!笑)、ダメだったって知れたことも経験だと思います。

それに、世の中で批判されてるような「すぐ辞めるヤツ」みたいなのはね、「すぐ辞めたら悪いな」とか考えてないですから。

だから、何かにチャレンジしようとする人は少しの不安や申し訳なさを持っててもいいと思います。そーゆー気持ちがあるからこそ覚悟できる部分もあると思うので。

なんつって、偉そうに話しましたが、私もやり逃してること結構あります。笑

だから、自戒の意味も込めて。自分の人生を自分以上に考える人も、後悔する人も他にはいないですから!

たぶん、想像してるより悪い結果にはなかなかならないもんですよ。

おしまい。

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