山椒と何が違うの?てゆうかそもそも何?中華料理によく使われる魅惑の痺れるスパイス「花椒」

「食」と知識
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「花椒」という文字から、それが何のことを表しているのか、わからない人のほうがまだまだ多いかもしれない。

というのも、前回「黄飛紅の麻辣花生というピーナッツのお菓子が、花椒好きにはたまらない味で病みつきになりました。」という記事を書いたら、「てか花椒って何?」って聞かれた。

あああ、そうだよね、そうだよ、知らない人がいて当然だ。たぶんまだまだマイナーだよな。と猛省。

中華料理に多く使われているスパイス

花椒は、主に中華料理、なかでも四川料理に使われているスパイスの一種です。

麻婆豆腐とか麻辣とかの「麻」は、シビレを意味しているので、中華圏では花椒がふんだんに使われていることが多いです。※あくまで目安です

花椒は「かしょう」もしくは「はなしょう」と読みます。私も最初はわからなかった。
ちなみに中国語だと「ホアジャオ」に近い発音なそう。

」という字を見ると、日本の人が連想するのが山椒だと思うけど、花椒と山椒は同じ仲間ではあるけど違う種類。

山椒にも、花山椒と呼ばれるものがあって、紛らわしいけれど、私は単純に「山が付くのがうなぎにかけるやつ、つかないのが中華料理」という分け方をしています。アバウト。

ちなみに、山椒の風味はご存じの方も多いでしょうが、スワーっとする独特の清涼感がありますね。
子どものころは苦手だったけれど、大人になると、コレがたまらなく欲しくなるんですわ。笑

一方、花椒は、似たような清涼感に加えて、シビレるような感覚があります。
これ知らなかったら、ヤバイの食べちゃったか、ヤバイ病気になったかを疑うかもしれませんが、なかなかに日本人には馴染みのないシビレ感です。

単体で食べると、「とても人が食べるもんじゃねえ」みたいな刺激がありますが、これを上手に料理に使うことで、「うんめぇぇえぇぇえ!!!」ってなるから奥が深い。
内側から力がみなぎってくるような、なんというか、これが合法でよかったと言いたいくらい不思議な中毒性があります。

花椒が使われている料理

四川料理を代表する【麻婆豆腐】【担々麺】は、花椒のシビレが濃厚な味のアクセントになって、めちゃくちゃ美味しい。
日本人が慣れ親しんでいるであろう、甘めでまろやかな味付けとは真逆と言ってもいいほど刺激的なんだけど、病みつきになる。

一度これを知ってしまうと、花椒のない味付けはなんとなく物足りなくなってしまうので要注意。

それから、私の大好物のひとつでもある【火鍋】のスープにも使われていますね。
特に「麻辣」と書かれている場合は、特に花椒の風味が感じられると思うので、挑戦してみてください。

中国では、【唐揚げ】の下味にも花椒をまぶすようですが、これは未体験。
でも、台湾で「五香粉」というミックススパイスで下味をつけた唐揚げを食べて、めちゃくちゃ美味しくて感動したのだけど、実はこの五香粉にも花椒が入っています。
だからきっと美味しいに違いない。間違いないぜ!

その他、炒め物、煮物、焼き物、ソースなど、多くの料理に使われているので、すでに本格中華料理屋さんなどで、知らず知らずのうちに食べたことがある人もいるかもしれませんよ!

とはいえ花椒はずっとニガテだった

大学生の頃だったかなー。
昔から中華料理は好きで、それに拍車をかけて辛いものにのめり込んでいた時期があったんですがね。

とにかく辛いものが大好きで、辛いほど美味しい!みたいな時期がありました。笑

ちなみに、いまではカップ麺展開をしているので知っている人も多いと思いますが、某有名ラーメン店「〇本」では北極一択。※北極とは激辛で有名なラーメンの名前
(でも辛さだけでなく味も好きなので、今でも北極を頼むと思いますが)

で、そんな頃に「激辛麻婆豆腐」があると聞き、出かけたお店で食べたのが、花椒たっぷりの麻婆豆腐だったんです。
当時、花椒のシビれる辛さには不慣れだったため、未知との遭遇に、食べきれなかったのをよく覚えています。
食べものを残すことが滅多にないので余計に覚えているんですよね。

とにかく、全然美味しくなかった。笑

麻婆豆腐を食べたいのに、無限にやってくる強いしびれと謎の清涼感が口いっぱいに広がって、「え?なんでこれでお店がやれているの?」と本気で思うほど、当時の私にはニガテな味でした。相当だよね。(笑)

で、原因が花椒と知り、「あ、私、花椒ダメなんだ」と思ったわけです。

ちなみにそのお店はトラウマとなり、今も二度と行けていません、、、。

美味しい麻婆豆腐の秘密はまさかの花椒だった

それから数年たち、以前大好きだったのに閉店してしまった中華料理屋のシェフが、再びお店をオープンすると知り、特に好きだったメニューの麻婆豆腐を再び食べに行きました。

数年ぶりに再会できたそのお店の麻婆豆腐は、相変わらず、というよりも以前よりももっと美味しくなっていました。

ただし、違和感が。
そう、まさにその美味しい麻婆豆腐から、あの憎き花椒の風味がするではありませんか!!!OMG!!!

(まじかよ!!!花椒!!えっどうしよう!!!!でも美味しい!!!ニガテじゃない!なんで!!??!?)

明らかに私が苦手な花椒の味がするのに、すごく美味しく感じられる。
好き嫌いがない私が避けてきた花椒だけに、それを美味しいと感じている自分に「????」という感じでした。

そして、冷静になって気付くんですね。

花椒が悪いんじゃない。上手に使えばこんなに料理を美味しくするんだ。」って。

花椒、黄金期到来

とどめを刺したのが台湾との出会いでした。
台湾に行って出会う花椒のシビレはどれも心地よくてとにかく美味しかった。最高。

そして、台湾に行ってから、私はすっかり花椒の虜になっています。台湾に行くたびに花椒を買ってくるほどです。

もともと、コショウや七味など、刺激的な香辛料が大好きだったこともあり、美味しい花椒の味付けを覚えてからは超すんなりと受け入れられました。

やっぱり最初の体験って大切ですよね~。
たまたま最初に嫌な体験をしちゃうと、自分ではなかなかリベンジする気が起きないんだもん。

コショウも七味も加減が大事で、いくら好きでも、料理の味がわからなくなるくらいかけ過ぎたら美味しくないもんね。
なんでもほどほどがいい。

花椒、気になったらぜひトライ!

独特の清涼感とシビレが、どうしても苦手なひとだっていると思いますが、食べる料理やお店、年齢によって、印象がひっくり返ってドはまりする可能性を秘めています。

一度ハマると、味覚の世界が一気に中国大陸へ進出できるくらい広がったような体験ができるので、もし興味があったり、過去に嫌な思い出があったりしても、挑戦してみる価値はアルと思います!!!

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