【再生野菜】おうち時間、外出を控えて超簡単に野菜を育てて癒されてみる?

「食」と生活

ついに緊急事態宣言が出されてしまいました。

緊急事態であることに間違いはないので、休校や休業などは、コロナウイルス対策としては必要な措置だと思っています。

それでも、収入面・金銭面等、生活に関する不安は悲しいかな、膨らむばかりですね。

思うことはありますが、お家にこもる時間が増えたからこそ、できることや挑戦してほしいことを提案していけたらと思います。

買い溜めはやめよう。でも、食糧事情は家庭でさまざま。

海外でロックダウンを行った国でも、食料品の買い出しのための外出は認められていますね。

そもそも日本は海外ほどの強制力を持っていないので、出かけようと思えば出かけられちゃうんですけど、本来であれば食料品の買い出しも最小限に抑えたいですよね。

でも、家がせまくてそんなに大量の食糧を備蓄しておけないとか、育ちざかりがいるからすぐなくなっちゃうとか、大家族だから1回の買い物が買い溜めみたいな量になるとか、食糧事情は家庭によってさまざま

不安にかられて大量に買ってしまう人もいるかもしれません。

でも、大家族のように、日常的に大量に購入する必要がある家庭もあるので、カゴ一杯に買い物している人を、軽蔑するような目で見るなんてことはしないようにしましょうね。

今は(今に限らず)他人の行動を監視したり、非難する時ではありません。

自分が、自分と周りの人を守るためにどう行動すべきかを厳しく判断しながら行動する時です。

少なからず、非日常の状況にパニックになることもあると思います。

その不安が、他人をやみくもに攻撃するような形にならないように、ギリギリのなかでも心がけたいものです。

(でも、生活の不安やギリギリの状態で他人を思いやるって、本当に難しいよね。)

食べものを作れることの強さ

どうしたら私たちはウイルスの脅威から身を守ることができるのか。

世界中がウイルスの脅威に怯える中、つくづく感じることがありました。

それは、「農家は強いな」と。

そもそも私が農業を始めたきっかけって、「接客しなくていい」だとか、「意味が分からない残業しなくていい」とか、「人間には太刀打ちできないものが存在している世界」とか、まあゴチャゴチャといろいろあるのですが(笑)、その中のひとつが「食べものを作れることは強い」なんですね。

というのが、私は昔から基本的に楽天家でポジティブな性格なんですが、妙なところで謎に危機感を持っているところがあって、「もし再び戦争が起こったらどうしよう」って思ってたんです。

もちろんあってはいけないことだけど、何事も仮定は必要ですから。

で、戦争映画とか本、経験者のお話を通して、「人は最終的に食べ物を持っている人が強いんだな」って感じていたんです。

今回のコロナは、戦争ではないものの、少し似ている部分を感じていて。

自分で育てた穀物や野菜が家にあるって、たとえスーパーが閉まっても、出荷できなくなっても、売り上げは出せなかったとしても、外出できなくなっても、食料は手に入るじゃないですか。

生き残る可能性が、高いんですよ。

もちろん、農家が育てる量って、一家庭で食べきれる量じゃないので、余りまくるんですけどね。

でも、過去の戦争で、高級な着物が大根や芋と交換されてきたように、食べものを持っているって、命を前にしたときに、お金より強いんですよね。

「農家がエライ」ではない。全ての仕事に価値はある。

命を前にしたときに、食べものは重要。

でも、「食べものを持つ人が強い」状況になってしまわないことが大切です。

「みんな食べ物作ろう!農業しよう!自給自足しよう!」なんて言う気はさらさらありません。

私ですら、自給自足とかしたくなんですもん(笑)。

よく言われるんですよ。農業やっているっていると「やっぱ自給自足とか憧れるよね~」とか。

いやっ、全然!!やだよ!!笑

外食したいし、スーパーでお惣菜とか便利な調味料とか買いたいし、お菓子も食べたい!

美容院も行きたいし、化粧品も欲しいし、オシャレな洋服もほしいし、音楽も聴きたい!

世の中の、いろいろな仕事をしている人たちの恩恵をたくさん受けながら生きていきたいです。

もちろん楽しんで自給自足的な暮らしをしている人もいますが、ライフラインや通信環境含め、完全に自分たちだけの力で生きていくことって難しいんじゃないかな?

仕事が多様化して、たくさんの人たちが一生懸命働いてくれるおかげで、豊かで楽しい暮らしになっているもん。

だから、「誰もが食べものや住まいに不安なく、自分で仕事を選んで、健康的に働いて、安心して持続的に暮らせる世の中」にすること。

私たちは、これを追求していくべきです。

でも、「食べものを自力で手に入れることができる」ということの重要性を認識することで、日本の農業就業率食糧自給率フードロス(廃棄)問題に対して、改めて関心を持つきっかけになればいいと心から思います。

種も道具も必要なし!再生野菜の魅力

食べものが買い占められたり、スーパーに人がごった返したり、食べものの買い出しも憂鬱になっているなら、土もプランターも種も使わず、野菜を育ててみるのはどうでしょうか?

いつもなら「忙しくて水替えとかできないわ~」って人も、在宅ワークならお茶休憩の合間に、休校で子供たちがいるなら自由研究感覚で、植物を相手に過ごしてみたら、小さな癒しになるかもしれません。

新しく購入するものはなくて大丈夫。家にあるもので楽しめます。

用意するもの
 ●再生しやすい野菜(後で紹介します)
 ●空き瓶、空きペットボトル、タッパー等(キレイに洗ってね)
 ●(水道水でOK)

これだけです。うまくいかなくてもマイナス要素は限りなくゼロなので、超ローリスクで始められます。

失敗しても構わんぜ!!くらいの強気で始めましょ!

再生野菜にオススメの野菜

豆苗

ガイムさんによる写真ACからの写真

キングオブ再生みたいな野菜。

阿佐ヶ谷姉妹がわが子のように育てていることでも有名です。(知ってる?)

超有名なので、経験者もたくさんいると思うんですが、まじで簡単によみがえってくれますよね。

2回目、頑張れば3回は収穫できます。ただし、3回目は2回目ほどは伸びません。

ただ、簡単なのですが、育つほどにかさばるので、個人的には水替えが面倒になってきます。

そこでおすすめしたいのが、100均で売っている「ザル付きタッパー」。

これ、豆苗にジャストサイズのものがあって、ザルの方に豆苗の根の部分を入れて、下のタッパー部に水を入れると、葉の部分を触らなくてもラクに水替えが出来て超便利です。

豆苗栽培が習慣化している人にはぜひ購入をおすすめします。

買いたくないけどラクしたいって人は、豆苗が入ってきたパックの底に小さく穴をあけて、それより大きいタッパーやお皿に入れて水替えをすれば、同じ要領でラクでっせ!

小ネギ

これは、私がいちばん再生回数の多い野菜です。(動画みたい)

よく、束で買うと、根元が輪ゴムで結ばれているんじゃないかと思うんですが、私はその少し上までを全部刻んで冷凍保存しちゃいます。

で、残した根元を小さめの容器(ゼリーやプリンのカップでもいいですね)にいれて、少しの水で育てます。

我が家では、豆苗よりスクスク伸びるんですがどうでしょう?

少し伸びてきたら、大きめのカップや、長めの瓶に移すと倒れにくいし、まっすぐ伸びます。

買った時ほどではないけど、結構のびますね~。

なので、育てながら、ちょこちょこ薬味で使って、収穫を終えてから冷凍の小ネギを使います。

個人的には、早いしよく伸びるし、小ネギがおすすめ!でも、3回目はキビシイ!

白い長ネギも再生はするんですが、緑に育つので、白ネギにはならないんですよね。もちろん食べられますが。

いつもキッチン横の小窓に置いて育てるので、窓際のグリーンが可愛いし、ちょこっと使いに本当に便利です。

三つ葉

ohsakaさんによる写真ACからの写真

三つ葉、あんまり使わないけど、たまにお買い得な時に。

写真のようにスポンジがついていたり、根っこ付きで売られていることが多いので、再生向きです。

茎が柔らかいので、支えられる大きさの容器で育ててくださいね。

あんまり使わないって言ったけど、あれば結構いろいろ使えますよね。

いっぱいあるときは、サラダに混ぜちゃいます!

香り豊かで、ハーブのような香りもあるので、シンプルな味付けでもオシャレ感のある味付けになるんですよね(笑)

そして、再生したのは、お蕎麦やうどんに散らすのはもちろんのこと、親子丼に散らしても彩りがキレイだし、お味噌汁とかお吸い物に入れると一気に高級感が増します。お店感でます。

育て方のコツ

水は少しでいい

育てるときは「大きくなーれ!」とたっぷりあげたくなりますが、本当、根っこに水がつくくらいで大丈夫!

茎や葉まで水がつかると、高確率で腐ります。失敗。

ちょっと足りないんじゃないかと思うくらいで育ってくれます。

こまめに水替えする

なるべく毎日、少なくとも2日に1回は水を変えるようにしましょう。

「朝起きたら」とか「お湯を沸かしている時に」とか、日常のルーティーンと組み合わせちゃえば忘れません。

家庭栽培は薬品を使わない分、雑菌の繁殖などしないように、水替えは大事!

というか、水替えを忘れなければほとんどが順調に育ちます。

直射日光にあてない

よく「直射日光を避ける=日に当てない」と思っている人がいますが、違います。

ざっくりしたことを言えば、やんわりと日の光が入る窓際がベストです。

ガラス越しにギラギラと強い日光が当たるようなら、レースカーテンをするといいです。

再生栽培は家の中でする場合が多いと思うので、室内であれば基本的には大丈夫です。

良く晴れた日に、外に出して日光浴とかはさせなくていいよってことです。

欲張らない

これ、超大事です。めっちゃ大事。

まず、育てている途中でも「おかしいな」と思ったら捨ててください。

(葉の色、におい、水のにごり等)

たとえ情が移りだしててもあきらめましょう。おかしい時は失敗している時です。

もともと捨てるはずだったんだから、気にしない気にしない!

そして、限界までそだてようとしない。買った時ほど立派には育たないです。

頑張らせ過ぎて枯らせちゃったら悲しいし、もったいないですもんね。

「まあまあ食べられるかな」と思ったら食べちゃいましょう!

でも、失敗しても経験になるからいいと思いますけどね!私も過去に、腐らせたり枯らしたりしてます。笑

目的はプチ園芸

確かに再生させずに捨てるよりは多く使えて得するかもしれませんが、再生栽培を節約目的にしちゃうと、楽しくもなんともなくなっちゃいます。笑

失敗してもいいけど、伸びたらラッキー!食べられたら儲けもん!くらいの気楽さで。

外出できず、家にこもっていると、せっかくの綺麗な桜や、緑に色づいていく公園や河原もなかなか楽しめませんよね。

だからこそ、家のなかでもスクスク育つ植物があるだけで、ちょっと嬉しい気持ちになることもあります。

おうちごはんも増えて、前より家族みんなでごはんを食べる機会が増えた人もいるかもしれません。

そんな食卓の話題にもなる、お家で育てる再生野菜、春の陽射しを感じながら、育ててみませんか?

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