冬は、みかんをはじめとした、たくさんの柑橘類がおいしい季節ですよね。
ひとことに柑橘類、といっても、色や大きさもさまざま。
買い物に行くと、野菜や肉・魚が中心で、ついつい後回しになることも多いフルーツですが、やっぱり旬の美味しい時に、スーパーに並んでいると惹かれちゃう。
たまにはフルーツを買います。ささやかな楽しみです。
なかでも、お正月過ぎたあたりから、よく見るようになるのが金柑。
キンカンって書くと、お薬っぽいイメージしがちですが、きんかん好きなんですよ~。
宮崎のブランド金柑「たまたま」
初めて知ったのは、5年くらい前かな?
母がどこからか買ってきて、そのネーミングのなんともいえない、本当になんともいえない感じに「おぉ…」と思ったことを覚えています。
しかし、なにを隠そう、本格的に「金柑が好き!!」って思わせてくれたのが、この「たまたま」です。

金柑は季節になると、一般的なスーパーでも見かけるようになりますが、この写真の可愛らしいロゴがあるものが、宮崎のブランド金柑の証です。
袋にプリントしてあったり、シールが貼ってあったりするよ。
「たまたま」は、皮ごと丸かじりが一番
最初に言うと、「たまたま」は生のまま、皮ごとガブリがいちばんおいしい。
一般的に、金柑っていうと、甘露煮がいちばんメジャーな食べ方じゃないでしょうかね。
甘く煮た、柔らかくて爽やかなきんかんの美味しさはたまらんよなぁぁぁ。
甘い煮汁を、お湯で割って飲むのもサイコーですよね!!!
え?やったことないの?やってみて!!!ちょろっとショウガ入れてもいいよ!!
しかし、このたまたまは、めちゃくちゃ柔らかくて、甘くて、変な酸味や苦みもないので、パクパクいけちゃう。
甘く煮ても、もちろん美味しいに決まっているんだろうけど、そのままで十分美味しいので、一度も他の食べ方をしたことがありません。
試してみる前に完食しているから。
もちろん、なかにはニガテな人もいると思うので、その時は煮るなり焼くなりお好みでどうぞ。
し、しかし、ぜひ一度はそのまま食べてみてほしいんだよ、たまたま。

きんかんの効能がスゴイ
きんかんは、寒い季節を乗り切るわたしたちに、超ぴったりのフルーツなんですよ。
①ビタミン豊富
柑橘系といえば真っ先に連想するであろうビタミンC!
もちろん金柑にも多く含まれています。
特に多く含まれているのが皮の部分なので、皮ごと食べられるきんかんは、ビタミンCの摂取にはもってこい!!
他にも、意外かもしれませんが、カルシウムやビタミンAも多く含まれています。
②美肌効果
プリンッとした美しい肌を作る成分のひとつに、コラーゲンがありますが、このコラーゲンを作るためにはビタミン、特にビタミンCが必要なんです。
また、食物繊維も摂取できるので、腸内環境が改善されることで、内側からキレイになる効果も。
③喉の痛み・咳の緩和
これは、おばあちゃんも言っていたし、のどあめにも使われているし、昔から知られていることですね。
こちらも、効果が高いのは皮の部分。皮って大事。
個人的には「きんかんの特徴は?」って聞かれたら、いちばんに「のどにいい!」と挙げますね。
キンカンって、食べたことがある人はわかると思うんですけど、甘みがあるんだけど、食べた後に、スゥーっと清涼感があるんですよね。
全然つよくない、やさしい清涼感。これが、かなり心地いい。
のどを痛めやすい、冬場は、積極的に食べていたいフルーツです。
④生活習慣病予防
きんかんの皮にはヘスペリジンという成分が含まれています。
簡単にいうと、ヘスペリジンには体内の悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす効果があるんです。
コレステロール値を改善することで、動脈硬化や脳梗塞といった、血液や血管に関する病気、生活習慣病の予防につながります。
皮ごと食べることが肝心
可愛らしい見た目と、美味しさで、とっても魅力的なきんかん。
しかし、その栄養効果もバッチリいただくためには、ぜひぜひ皮ごと!!いっちゃいましょう!!!
もちろん、甘露煮などに加工しても、皮ごと食べるのがオススメです。
もちろん、ふつうのキンカンも生のまま皮ごと食べられますよ!
私はたまたまが好きだけど、他の金柑もじゅうぶん美味しいよ。本当だよ。
ただ、きんかんを生で皮ごと食べるのに抵抗がある人にこそ、「たまたま」に挑戦してほしい!!
旬が終わるまで、大事に大事にいただきます。
(今年こそ、甘露煮もつくってみたいなあ)
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