お刺身と半日戦って、勝った話

今日、お昼前くらいから、無性に、しかし激しく、生魚が、そう「お刺身」が食べたくて仕方なくなった。

めちゃくちゃプリプリで新鮮なお魚が食べたい。食べたくて仕方ない。それはもう気が狂ったかのように、近所の海鮮丼やお刺身が食べられるお店、果ては鮮魚店まで検索しまくった。

でも、そんなにせっせと検索したからといって食べられるわけではない。

お刺身系は、気軽に食べるにはやや高いのだ。外食するのも、スーパーで買うのさえも、ためらわれてしまうのだ。くぅ。

それなのに、結局夕方くらいまで、私の頭はお刺身にとりつかれていた。買い物に行ったら、買わないくせにお魚コーナーに行ってお刺身を眺めていた。でも、手は出さない。ギリギリの理性である。

そんな1日を過ごして、夜はチヂミを焼いて、マカロニサラダともやしのナムルを作って食べた。

お魚の雰囲気すらまるでない。いや、マカロニサラダにツナが入っていた。でも、お魚とはいえ缶詰めは、私の欲していたブツではない。

夕食は、何事もなかったかのように美味しくいただいた。手作りチヂミ最高。生地のもっちり感も、具材も、焼き加減も意のままじゃ!あっぱれ!

食べ終わる頃には、すっかりお刺身に対する情熱は無くなっていた。

勝った…。

私は、狂うほどのお刺身欲に耐え、たかがワンコインされどワンコインのお刺身にも手を伸ばさず、じっとこらえ、最後は「お刺身ってなんですか?」的な献立のディナーを取ることで、圧勝におさめたのだ。

しかし、たまに襲ってくる、あの「○○が食べたい」という衝動、あれ、なんでしょうね?短時間にせよ、もうすっかり脳が支配されるよね。

今回は、バツグンの理性が働き、お刺身に勝ったわけだけれども、たまには欲望に溺れて、食べたいという衝動にかられたままに食べてみるのも、また良ろし。

以上、お刺身戦記でした。

おしまい

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