このブログを読む人のなかには、女性で、農業に興味があるけど実際どうなんだろ?って人もいるかもしれないですね。
私が「農業してる」って言うと、まず言われるのが「えーキツそう!」なんですけど、わりと次くらいに多く言われるのが「日焼けしてなくない?」なんですよね。
「農業=日焼け」という考え方は間違いなく正しくて、対策をしないと肌は死にます。
現に、紫外線なにそれおいしいの?世代のおじいちゃまたちは夏になると、それはそれはこげぱん(わかる?)のごとく、真っ黒に焼けます。
そもそも、私は高校生くらいの時まで、強い紫外線を浴びるとじんましんが出る、日光アレルギー的なとこがあったんですね。
だから、プールは見学、部活は屋内競技限定だったにもかかわらず、今では農業やってるから不思議です。
今は体質が変わったのかわかりませんが、十分に対策すれば、ある程度は大丈夫です。
でもやっぱり、そもそも日焼けはしたくない。紫外線浴びたくないというのが、今どきの女性の本音だと思います。
なので、私が普段している紫外線対策を、ちょっと紹介してみます。
紫外線対策
アイテム編
日焼け予防としての基本は、まず「肌を日光に直接さらさないこと」ですね。
だから、日焼け止めよりも、なんだかんだ布で覆ってしまうのが強い。笑
たとえUV加工がされていない素材でも、素肌よりは断然焼けにくいです。
カラダ編
というわけで、私は真夏こそタートルネックの長袖。

UV加工と接触冷感加工がされている素材の、大きめサイズをゆるめに着ています。
色は、黒とか濃いグレーが中心。日焼けというより、明るい色は照り返しが地味に効いてくるので選びません。
それから、もともとはテニスウェアっぽいんですが、一見スパッツにも思える胸元から上だけをカバーする服があるんですね。

で、この上にTシャツを重ね着することで、日焼け対策しつつ、ボディーはスースーするぜ!って商品。
結果的に重ね着しているので、1枚の方がよくね?って思うでしょうが、メリットをあげるなら、どんなに汗をかいても肌にジットリくっつくことがありません。
私は基本的に普段はタートルネックの長袖1枚だけど、作業内容によってはこの組み合わせを選ぶなどして使い分けています。
顔まわり編
1番気になるのが顔まわりだと思うんですが、真夏の私はこんな感じです。

深めのハットに、首まで覆えるフェイスカバー。ほぼ覆面。
まじで見た目は怪しいけど、これがベスト。
たまに見かける農業仲間の女性も、ほぼほぼこういう覆面装備なことが多いです。
イスラム女性ヒジャーブのようです。なんてミステリアスなんでしょうか。
よく農業というとこういう帽子をイメージすると思うんですが…
(それでも最近はカジュアルで使いやすいデザインのものがだいぶ増えました)
実際に使っている人も多く、私も使ったことがありますが、私にとってはデメリットが大きかったです。
1番問題だったのは、「視野が狭くなること」。
私はトラクターなどの機械の運転もするので、前、横、後ろを確認しながら作業することもあるんですが、この帽子みたいに顔の横までおおってしまうと、非常に見づらい。てか、見えない。
この帽子でトラクター乗ったら、あまりにも作業しづらく、炎天下のもとイライラして脱ぎ捨てたのも今ではいい思い出です。
ただ、これは特殊な例で、基本的に野菜の手入れなど、手作業でする仕事の場合は、ベストオブベスト帽です。自信をもって言えます。
農業用品は、帽子に限らず、まじで考え尽くされた実用性の高いデザインの集大成であると実感します。
このタイプの帽子なら、うっかり焼けパーツナンバーワンの首の後ろもしっかりカバーしているし、今はデザインも素材も豊富なので、選び放題です。
ただ、やっぱデザインがダサいんだよね。(小声)
もう、これは個人の価値観だからしょうがないけど。
いろいろ文句は言いつつも、絶対に日焼け対策はしたいし…という私の救世主となったのが首まで覆えるフェイスカバー。
顔の日焼け対策グッズ、あらゆるものを試したけど、今はこれがいい。ベスト。
マスク型のものよりごわつかないし、ズレにくいし、息苦しくないし。
これにより首回りの日焼け対策ができたので、好きな帽子をかぶれるように!!!おかげで視界も広々!めでてぇ!!!!
とはいえ、選ぶ帽子にも「つばが広いこと」「紐がついていること」「深めであること」「ダサくないこと←」という細かい条件はありますが。
つば広と紐付きはわかると思うけど、深めという条件は、浅い帽子だと、目の回りが焼けやすいから。
だから、目深にかぶれる深めのハットが条件です。
私は、仕事着は消耗品だと思っているので、基本的に手頃な値段で揃えますが、帽子だけはファッション性が高いものにしたいという誰にも伝わらないこだわりがあります。
ちなみに、EDWINとかLevi’sのアウトドア帽子が丈夫でかっこよくて、農業始めた頃から買い換えながらもずっと使っています。
手元編
うっかり焼けナンバーワンが首って書いたけど、実は手って1番焼けますよね。
てゆうか農業していなくても焼けるもんね。
わかっているから決して「うっかり」ではありません。
ただ、本当に手だけは難しくて、農業って手元勝負なことも多くて、汚れやすいから手もよく洗うし、日焼け止めを塗り直したとしても、即洗いながすような作業ばかりなので。
しかも、布が強いとかいっておきながら、一般的な作業用手袋は、衣服より網目が荒いこともあってか、ガッツリ焼けます。
最初の頃は「手袋してたのに!なんで!?(涙)」ってくらい焼けました。
今でも、どう頑張ってもシーズン終わりにはやっぱり手元だけは焼けちゃうけど、対策をすることで以前よりだいぶマシに。
ポイントは、「可能な限りゴム手袋を使うこと」と「機械操作はドライビンググローブをつけること」です。
作業によってはゴム手じゃできないこともあるからそこは諦めるとして、できるところはゴム手で。
ニトリルとかの透明のじゃなくてね。
耐油素材ほど立派じゃなくて、台所用のとかでもいいけど、これだけで全然違う。
夏場は蒸れが気になるかもしれないけど、蒸れにくいやつもあります。気持ち程度だけど、結構違う。
私がゴム手をおすすめするのは、日焼け対策だけでなく、汚れと手荒れ対策も込みです。爪の間に土が入る確率はほゼロになるし、水仕事や洗い過ぎで乾燥したり荒れる確率も減ります。
ハンドクリーム買うつもりで、ゴム手袋買ってます。
そして、機械操作のように、濡れたり汚れたりしにくい作業は、バイクとか車用のドライビンググローブが頑丈で機能的で最高。
日焼けしないのはもちろん、滑り止めもついているのでハンドル操作もすごい楽だし、もっと早くたどり着きたかったアイテムですね。
日焼け止め編
昔から、いろいろな日焼け止めを試してきましたが、正直いまも「コレだ!」といえる運命の1本には出会えていません。
でも、その中でも、オススメできるかな?というものをちょっと紹介します。
ただ、今話題のスティック型日焼け止めは、今まで日焼け止めの最難関であった「塗り直し」に革命を起こしていることだけは間違いないです。
クリーム編
やっぱりなんだかんだ日焼け止めの力は偉大なわけでして。
もう、何本消費したかわからないなー。
何本失敗したかもわからないし。笑
特に、まだ服装のベストアイテムが見つからなかった頃は、日焼け止めに頼るしかなくて、ワンシーズンで2、3本使ったこともあったな…
その頃いちばん愛用していたのはアリーのジェルタイプです。
伸びがよくて、ジェルで軽いつけ心地だったし、落としやすかったので。
あと、どこのドラッグストアにも置いてあるので、「あ、無くなる!」って時も駆け込みで買えたのも便利でした。
日焼け止めでは高価格帯だけど、シーズン前になるとお得なセット販売とかしていたので、コスパはいいと思います。
ワンシーズンで90g入りを2本は使ってたかな。それでもこまめに塗り直しはできてませんでしたが。
ただ、装備である程度UV対策ができるようになった今は、露出が目元くらいしかないので、そんなに大量消費しなくなりました。
今使っているのは、日本だと保湿クリームで有名?なニュートロジーナの強力日焼け止め。SPF100+です。
「SPF値が高すぎると肌の負担になるので、長時間の外出時やアウトドア時だけ使用するようにしましょう」ってよく聞くんですが、いかんせん毎日長時間のアウトドア作業なもんで、デイリー使いです。
休日は使いません。
日本ではネットでしか買えないはずなので、海外にいったときにまとめ買いしています。
白残りするし、SPFも高いので普段使いにはおすすめしませんが(笑)、ニュートロジーナらしく保湿効果もあると感じるので、炎天下にさらされるとわかってる時の強い味方です。
でも、まぶたとかに白くたまります。本気用です。
使用感は別に良くないので、仮に日本で販売しても売れないと思います。笑
というか日本の日焼け止めのクオリティはそもそも全体的に高い。
スティック編
そして、どうやら本田翼ちゃんが紹介したとかで、いま地味に人気が出てきているっぽいのがスティック型の日焼け止め。
これ、私もめちゃくちゃ愛用していて、これに出会ってから、億劫で億劫でしかたなかった日焼け止めの塗り直しが、まったく苦じゃなくなった!!!革命!!!
話題になっているのは韓国製のがほとんどなんだけど、実は2年前?くらい?から日本でも出ていたみたいなんですよ。私は去年にデビューしました。
でも認知度が低かったせいか、今年は全然みかけない…なんで…(涙)
謎に雪肌精から1本2,000円の麗しいスティック型が出てるけど、日本製のはやたら高級ラインばかりなので、だったら韓国の使ってみたいなと思うし…と思っていたら、たまたま去年私が愛用していたものが割引になって売られていたので、まとめ買いしたよ。
(でもセール品ってことは、廃盤になったの…?在庫セールなら再入荷はない…?涙)
ちなみにこれです。
Today’s Cosmeという、私は聞いたことないブランドだけど、コンパクトで熊が可愛くて好き。使用感も個人的には問題ないです。てゆうか良い。
ちなみに日本製です。
これをポケットにいれて、休憩の度にさっと塗ってます。
手も汚れないし、髪の毛とかマスクについてベタ~ってなることもないので良いとこしかないです。
もっと普及してくれ。農業やってなくても絶対便利だよ!普段使いにも超おすすめだよ!
塗り直しが重要
とにかく日焼け止めは、塗り直しが肝心です。
いつでもどこでもよく言われているけど、まじでそのとおりです。
特に、汗をかくとウォータープルーフのものでも若干落ちます。落ちないとしても流れます。
だから、塗り直しは本当に本当に大事!
でもな、正直ハイシーズンの仕事中は優雅に日焼け止めを塗り直している余裕なんぞない!!!
だからこそスティック型の普及がを…切望します…
まじで便利なので、塗り直しメンドイ組や、購入を迷ってる組のみなさんはぜひ使ってみてください。
現在の私は、出掛ける前にニュートロジーナのクリームタイプ塗って、あとはスティック型で塗り直すというパターンです。
アフターケア
それでもうっかり焼けてしまうことはあるので、そのときは「冷却」「保湿」です。
もう、よく知られたことしか言えないけれど、やっぱりそれが効果的なんやで…
あと、日焼け止めはちゃんと落とさないと毛穴に詰まる感があるので、しっかりクレンジングするのも必要だと感じています。ウォータープルーフや強い日焼け止めを使った時は特に!
まあでも、日焼け対策をすると、夏の乾燥はだいぶマシに抑えることができるようになったので、とにかく予防が大事です。
まとめ
参考になるかならないかわからないけど、農業始めたばっかりだとか、毎年の日焼けに悩んでいるとか、農業じゃないけど外回りの仕事が多くて大変という人の、なんらかのヒントになればいいなと思います。
最後に言いたいのは、スティック型の日焼け止めは、紫外線を気にするすべての人類におすすめです!!!
ただ、便利ゆえに定価で買うとクリームより高いんだよね。
だから、基本的にはクリームで、外出時の塗り直し用として買うならいいかも!
ちなみに体にまで使うと一瞬で消費します。
まだ普及していないせいか、ケース代がかかるのか、コスパはクリームには劣ります。
でも、それすら我慢できる便利さ!!安いの買っても、こまめに使わなきゃ意味ないですからね!!
(そう考えれば結果的にコスパはいいのかもしれない…)

どうか日本のメーカーさんも頑張って売り出してお願いお願いお願いします!
外国製が良くないのではなく、通販ではなくドラッグストアで気軽に買えるようであってほしいんです…
まとめと言いつつ、最後はスティック型日焼け止めへの愛をぶちまけただけのような気がしますが、今年の夏も紫外線と闘いながら、頑張って参りましょう!!!!
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