非農家出身の私が感じる農業を始めてよかったと思うこと

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さてさて。忘れがちになる、私が農業をしているという設定(いや、事実)ですが、ちょっと今回はそんな話を。

とはいえ、非農家が農業始めたからって、わたしと100%同じように感じたり経験することはできませんけどね、「こんなこともあるらしいよ」って程度にね、読んでくださいね。

◎食費がガクっと下がる

これはね、最初にハッキリ言うと、いろんなものがもらえるor安く買えるからです。笑

やはりどんなお仕事でも、仕事をしていると、同業の知り合いは増えるわけでして。

同じ職場で働く人や、違う経営体で農業をしている人、働いている地域で農業をしている人、さらには取引先の人、さまざまな形で【】に携わる方々とお仕事したり、仲良くさせてもらう機会が増えました。

私は従業員として農業をしているので、仕事での収穫物は、個人のものではなく会社のもの。好きにもって帰ったり食べたりは出来ないんですよ。(これは会社によってさまざまです。以前の会社では、福利厚生の一環という感覚で、わりと自由に持って帰れました。)

でも、個人で作っている人は、自分がよければ人にあげてもいいし、安く売ってもいいし、どうにでも出来るんですね。ざっくり言えばね。

なので、農家さんの知り合いが増えたことで、珍しいものや、上等なもの、なにより新鮮でおいしいものを頂いたり、かなり安く売っていただくことが本当に増えました。

ただ、一番多いのは、いろんな方が育てている自家用野菜のおすそ分けを頂くこと。これは本当に多いです。

家が【農家】じゃなくても、ちょっと年配の方だと、自家用野菜を育てている人が多いです。

これね、本当、それこそお家で畑をもって野菜を育てていた家庭で育っていないと、なかなかわからないかもしれませんが、《自家用野菜》って、《家庭菜園》でイメージするような、「プランターでミニトマト♪」とか、そういうノリじゃないんですよ。

畑を耕運機トラクターでガッツリ耕して、きちんと(うね)をたてたりして、「いったい何人家族なんですか?」って規模で作りますからね。非農家からしたら、「これ自家用なの?売り物じゃないの?ちょっと量多くない?ナスこんなに植えてどうするの?えっ?」って規模で植えますから。たまねぎとか平気で100個単位で植えますから。笑

まあそれもね、育てればわかるんですが、どうしても全部が全部上手に出来るわけではないのでね、どうしても捨てる量も含めたうえで作ることが大切なんです。

だから、失敗したり、自然災害にやられれば収穫できません。しかし、逆にうまくいくと余る食べきれないこれ常識!(常識とは違うか。)

そんな野菜を持て余している方が本当に多いので、いろんな人からすこしずつもらうだけでものすごい量になります

◎ある日に実際にもらったもの

これ、普通にお仕事にいって、一日でもらったものです。もちろん毎日じゃないですよ!こんな日もあるよってはなし。

これ、左上にあるのは、なにかの葉物野菜に見えますが、【鷹の爪】です。唐辛子を、株ごといただきました。もうシーズンも終わっちゃうけど、実が一杯ついてもったいないからって。綺麗な真っ赤なのがたくさんついてて、青南蛮も含めると50個以上はついています。100個くらいあるかも。

辛いもの大好きだから本当にうれしい!香辛料って、買うと割高に感じてしまいません?しかも生の唐辛子なんて!株ごとってのがまさに農家スタイル。笑

そして手前の袋に入った黄色いのは、【食用菊】の花でございます。写真撮りに慣れていないもので、袋からちゃんとお花が見えるように撮ればよかったのにね。菊って、臭くて苦っぽくて得意じゃなかったんですが、この菊はめちゃくちゃ美味しいんだよね。前にももらっているの。

背景になりかけていますが、奥で長く横たわっている緑のは【アロエ】です。去年もたくさん頂きましたが、今年も「持ってけ~!」と声かけてくれて…(涙)いただきにいったら、その場で収穫してもらいました。

真ん中の大きな【かぼちゃ】も「すんげー甘いぞ!」と。品種は忘れたそうです(笑)。

これら、鷹の爪、菊、アロエ、かぼちゃは、職場の地域の方からいただきました。

真っ赤な【リンゴ】は、仕事中にリンゴ畑の近くで作業をしていたのですが、それをみつけたリンゴ農家の方が「みんなでどうぞ」と採りたてのりんごを袋いっぱいに差し入れてくれました。

おっっきい【サツマイモ】は、いつもお世話になっている同僚の先輩がお家で育てたものをくれました。上の一本は《安納芋》で、下のは《紅あずま》かな?本当に綺麗に太った立派なお芋です。

◎正直、スーパーで野菜を買うことが減りました

我が家は非農家で、私自身も「食べ物=買うもの」という感覚で育ってきましたが、農業を始めて、自分で育てた野菜を持って帰って食べることが増えました。「今日はニンジンの規格外がいっぱいでたからニンジン料理にしよう!」と、夕飯のメニューが収穫で決まったりすることもありました。

それに加え、ありがたいことに人にも恵まれ、食卓に欠かせない定番野菜から、お店じゃ見ることないような珍しい野菜まで、あらゆる旬のものを頂いたり、破格で売ってもらうことが、考えられないほど増えました。

特に、わたしの場合は、女性であることも大きいと思います。
女性で農業しているというだけで、田舎では有名になってしまうのですが、そのおかげで、仕事をしていると、通りがかった方や近所の方から「〇〇ができたから持ってけ!」とか「〇〇好きか?」とか声をかけてもらって、帰るころには両手がふさがる…なんてことがよくあります。

もちろん、ご近所さんや親戚間では、収穫物のやりとりはしているので、私だけがもらっているなんてことは当然ないのですが、私が女性なだけでなく、加えて《非農家》であることが、彼らにはポイントのようで。

たとえば、たまねぎとかジャガイモは、ご近所同士だと、どこの家でも作っているから「あげる」と言っても「家にもあるからいらない」と言われてしまうわけです。笑

だから私が「野菜はいつもスーパーで買う」というと「ホントに?それなら家の持ってってよ。余っても困るから!」と言って分けていただくんです。そういう背景もあります。私としては本当に本当に、ただただありがたい話なんですけどね。

◎本当に嬉しいのはお金の話じゃない

私が、いろんな野菜や食べ物をいただけるという環境を、本当に喜ばしく思うのは、食費が浮くからじゃありません。いや、それももちろん合っているし、ありがたいのは間違いないんです。

でも1番は、作った人がわかる、とびきり新鮮なものを食べられること》です。これは、お店じゃなかなか手に入れられません。

これは、本当にかけがえのないものだと思っています。

几帳面な人と大雑把な人では、同じ野菜でも見た目や味が変わってきます。新しい物好きな人と定番好きな人では、作る作物の種類が違ってきます。人柄は畑に出るし、作物に表れます。それが本当におもしろくて、大好きです。

ただのピーマンが「〇〇さんのピーマン」に、トマトも「本当は大玉なのに、なりきれなかった中玉トマト」に変わります。食べ物がみんな名札をつけているようで、食卓が本当に楽しくなります。話題が増えます。

これは、たとえ【農業】に携わらなくても、大切なことだと思っています。

食べ物を食べるときくらいは、最初だけでも、ほんの少しでもいいから、食べ物の話をしてほしい

これは私が、自分で育てるだけでなく、いろんな方が育てたいろんな作物を口にしてきて感じたことです。

みなさんが作ったものを通して、教えられている気でいます。農業をはじめて本当に良かったなと思えるし、確実に私の食生活や食卓は変わりました。

農業を始めてよかったとおもえること、その一です。

つづく。

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