ある日、なにげなくテレビを観ていたら、
企画としてはよくあるものだと思います。
こういう番組、観るの好きなんですよー。
さらに自給自足となると野菜やお米を育てなければならないので、
番組内では、都会から来ていたご夫婦と、宿のご夫婦で、
収穫体験から、薪割り、調理を一貫して行うものですね。
◎早速、体験してみましょう
まず、到着してすぐに、山に行ってキノコや木の実を採取します。
都会育ちの奥さんは、イガグリを見るのがはじめてだったようで、
それから、畑に行って、
その間に、宿のご主人は、近くに魚を釣りに出掛けていました。
たまたまか、計画通りか、その日は上物が大漁でした。
さて、日も傾きかけた頃、せっせと集めた食材が揃いました。
わたし、番組を観ながら大興奮です。お、おいしそ…
さて、調理に入ります。
魚はウロコをとったり、何枚かにおろしたり。
それから、宿のご夫婦が知る、
シンプルな、しかし豪華な料理が食卓にならび、
いただきまーす!
いいですねえ、美味しそうに食べていますねえ。食べながら、一日の出来事を振り返ったりして、食事中の会話も弾んで、とても楽しそうな食事風景でした。
同じような生活をする夫婦を取り上げた別の番組では、朝ごはんを食べるために、かまどにマキをくべて、お湯を沸かしたりしながら、鳥小屋から卵を拾ってきたり、畑から野菜を採ってきたりしていました。
その日だけじゃないんですよ。虫がわんさかいる暑い日も、息が凍ってしまうような寒い日も、毎日そうしなければ朝ごはんにありつけない。(とまで言うのは極端な話かもしれませんがね。)
どちらの番組も、自然の厳しさや恩恵を感じながら一日一日を丁寧に過ごしている人たちの姿を、あたたかく、やさしいものと感じられるものでした。
◎あなたはこんな暮らしをどう思いますか?
さあ。あえてこんな質問をさせてください。
大きく分けるとしたら2パターンあると思い
A「いいなあ憧れる」「私もそんな暮らししたいな」
B「え、めんどくさい」「夕食食べるのに半日かけるのかよ」
ただ、多くの人が「憧れはあるけど、実際わたしにはムリ」
少なくとも私はそのタイプです。正直、面倒なんですよ。正直すぎる…いいのか…
それでも、そんな生活を選んでしている人たちが少なからずいるのだから、その手間を超える感動や美味しさ、喜びや生きがいのようなものも確かに存在するのだと思います。
それでも、食と言うのは、こだわればこだわるほど面倒なんですよ。
新鮮な自然のものを、毎日3食、なるべく手作りで!
そりゃ、本当に余裕があれば、
でも、それでも理想に近づけないのは、そこまで「食べる」
よく、「昔のごはんが良い」って言いますが、その時代は基本的に奥さん(女の人)
忙しさは半端ないですが、自分である程度予定を組めたわけです。
ところが、
専業主婦(夫)の方だって、「仕事していないんでしょう?」とか言われて、地域や学校の役員なんかを押し付けられたりして、家のことばかり出来るわけでもない時代です。
予定通りに食材を集めてきたり、管理したり、
それこそ寝る間を惜しんで、食のために動くことになる。
それは、なんだか違うのでは?と思うんです。
◎「食」だけが健康や豊かな人生の源ではない
確かに食生活は健康にダイレクトに影響します。
しかし、睡眠やストレスも同じくらい健康に影響するんです。
確かに、不規則で偏った食生活や、
けれど、健康のために「あれを食べなきゃ」「
現代人にとって、《てゆうか人によっては呪いレベルなのでは。
なのに、そこをすっ飛ばしてる食生活指導の多いこと。
「3食しっかり」
「バランスよい食事を」
「なるべく手作りのものを」
「添加物や農薬は避けて」
「新鮮な野菜を」
「家族みんなで食べましょう」
そう。その通りです。完璧です。素晴らしいです。
でも、それらがきちんと出来ないことを「良くないこと」
食生活が多様化してるということは、
あなたや私、一人一人の生活のなかで、無理のない範囲で出来る、
仕事や勉強を好きなだけして、趣味の時間や、
たとえば、いつものお菓子を、果物に変えてみる。
それだけ。なかには、
でも、これだけで得られる栄養素は変わります。
今のあなたの食生活は、きっとあなたにとって都合がよくて、
だから、もし少し改めたいなと思うのであれば、
ちょっとおおざっぱな表現なんですけどね。
要は、無理してガラリと変えると、「おいしく」も「楽しく」
「食」があなたの「幸せな人生」の良い助っ人になれることを願います。
おしまい。
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