日本を気軽に脱出できずにいる日々が、もう2年も続いている。
それによるストレスは無いにせよ、渡航欲はじわりじわりと確実に増して、そろそろ何かしらの策を講じないと爆発を起こしそうだ。
こんな思いを抱えた人が、きっと私以外にも世界中にたくさんいる。
まあそう考えたところで、じゃあ頑張れる、我慢できるみたいなマインドにはならないけどね。
.
ここ数年、いま行くなら1番どこに行きたいかという話を定期的にする。
って考えると行きたい国も好きな国もたくさんあるけど、やっぱりタイかなあ。好きだなあ。
他にも素敵な場所はあるから1番って言い切るのは難しいけど、それでもタイは最も渡航回数も多い国。
たぶん、高校生の終わりにタイに行かなければ、海外旅行にハマらなかったかもしれないと思えるくらい、あれは転機だった。
とはいえ、最後に渡タイしてからもう10年は経ったんじゃなかろうか。
きっとまた随分と変わっているんだろうなあ。
高いビルが次々建っていくビジネス街。
見上げるほど高いビルから視線を落とせば、道には雑多な屋台が立ち並び、にぎやかな会話が聞こえてくる。
そのコントラストがたまらなく魅力的で、心臓をわしづかみでグンッグンッ動かされているような気がするほど高鳴ったことを覚えている。
タイの魅力と言えば、欠かせないのは食べ物。
グリーンカレーにトムヤムクン、パッタイ、ソムタム、カオマンガイにヤムウンセン…名も知らぬ激ウマ料理たち…
超美味しい。大好き。本当に。ありがとうタイ料理。
日本は、本当に美味しいもの大国だと思うけれど、もし日本以外で考えるならタイも美味しい。
.
でも美味しいというと登場せざるをえないのが、これまた主砲・台湾だよね。
日本人もどちらかというとタイよりは台湾の料理のほうが口に合うものが多いと思うし。
八角などのスパイスのイメージに持ってかれがちだけど、まったくスパイシーさのない料理もたくさんあるよ。
そして台湾は1人前が小ぶりだから、気軽に食べちゃう。食べすぎちゃう。罪深い。
食事だけで考えれば、台湾にも住める自信があるんだけど、同じくらい太る自信もある。
めちゃくちゃ美味しいんだけど、カロリー高めなものが多いかな。もちろんヘルシーなのもあるけど。
それでもまた行きたいよ台湾。大好き。本当に美味しい。
.
食べ物の話にだいぶ傾いたけど、街並みや国の雰囲気で言うとネパールは言ってよかった国に絶対カウントされる。
幸運、というのは軽薄な気もするけれど、ネパールに大地震が来る前に行くことができたので、まだ古い寺院や建物が壊れる前の姿に出会えた。
ネパールを思い返すと、景色が全体的に黄土色からこげ茶色をしている。
ヒマラヤ山脈のあたりもカトマンズの街中も、とにかく茶色いイメージで、そこに人や物の色とりどりの鮮やかな原色たちが動く絵本のように登場する。
本当に美しい国だった。
当たり前に何度も停電するような山の上のゲストハウスに泊まり、シャワーのお湯も出ず、それでも友人と現地の強いお酒を飲んだり、めいめいに楽器を演奏したり歌ったりする夜を過ごして迎えた朝。
部屋の壁のほとんどを占めるほどの大きな窓から、遮るものが何ひとつないヒマラヤの山々が、ただただ白みががった青空をバッグに、まるで絵画のようにそこにあった。
空の上にいるような、あの神々しいような朝の光景は、今も脳裏に焼き付いている。
ちなみにネパールもごはんは美味しい。
ネパール料理としてのレパートリーは少なくて、レストランもパスタとかハンバーガーとかがメインであったりする。
代表的な伝統料理であるモモは、基本的にすごく美味しいんだけど、お店によって当たりはずれはある。笑
ちなみにネパール料理を代表するダルバートという定食は、同じ名前でもお店によって味も中身も違うので、私はこれが気に入って、滞在中ずっとダルバートばかり食べ続けた。
.
うーん、写真を載せたかったんだけど、なんだか無いんだよね。おかしいわ。
確かにいろいろ撮ってきたはずなんだけど。
でも、本当に感動した景色や、印象的な光景は、案外しっかり覚えてくれているもんだよ。
それが、嬉しくもある。
ああ、また自由に行きたいね。いろんな出会いがありたいね。
地球を精一杯楽しんで、あの世に行きたいね。
.
コメント