早く仕事が終わった夕方に、急遽「SUP行こうか!」ということになり、5:30頃から海へ。
地元でも川のSUPはあって、ずーっとやりたいやりたいと思っていたから、二つ返事で急いで準備。
タイミングって、本当にある。
3人で行って、2人はバリバリ経験者。私は初心者。
教えてくれる地元馴染みのインストラクターさんにさらっと教えられたくらいにして、「とりあえず行こうぜ!」と、ボードを担いで浜辺からのエントリー。
この日はいつもよりちょっと波が荒くて初心者にはなかなかハードだったらしいんだけど(強調させて)、お構いなしに「とりあえずあっちの沖まで出よう!」といわれ、一緒に来た2人はスイスイ進む中、私はレクチャーされながら潮に流されないように必死。
でも、座って漕ぐのは想像以上に安定していて、バランスもそんなに気にしなくても良いので、すぐに慣れた。
防波堤の内側の、少し波が穏やかなところに来たので(と言われても普通に波はある。揺られる。)、立ってみようと思うけど、これがまたなかなか難しい。
立つことは出来ても進めない、とか、進もうと漕ぐとちゃんと立てない、とか、とにかく両方同時に行いながら板の上に立つというのは、普段から頭と体が仲良くしていないと至難の業。
立てたかと思えば海に落ち、進んだかと思えば波にあおられ海に落ち、よくわかんないけど海に落ち。
でも、海に落ちるのも転ぶのも、最初から想定内だったし、なんの恐怖心もないまま、ただひたすらに楽しい。
そうして楽しんでいたら、いつの間にか、座ってならぐんぐん漕げるようにはなって、少しの間だけなら立つことが出来るようになった。

ちょっと夕日と被っちゃってるけど、無事に立てた記念。
沖まで出て振り返ると、浜は遠くて、周りは一面の海。
板の上に乗って、オールを片手に波に揺れて浮かんでる私。
水平線の奥には、仕事の終わりに向かってラストスパートをかけ、赤々と燃える夕日。
あー、やばいな。これは。

自分たちと太陽以外、視界に入らない世界。
こんな身一つで海に浮かんで、自分と同じ高さに沈んでいく夕日を眺める。
スタートした時はまだ、空も青も水色をしていたのに、いつの間にか赤く、黒く、紫帯びていって、髪の毛は海水でギシギシになって、温かかった水もだんだんと冷たくなってきて、一日のほんのわずかの時間に、これだけ慌ただしい変化がいつもあることを、こうでもしなきゃなかなか意識することはないものだ。
海の上を、ただひたすら太陽に向かって進み続けるって、めちゃくちゃ気持ちいい。
周りに海岸もなにも見えなくなるほど沖に出て、ただまっさらの場所で、たったひとつの目印めがけてまっしぐら。(じゃないと潮に流されるし)
農業やっていても思うけど、自然って本当に厳しくて残酷な一方で、圧倒的にありがたくて美しい。

右側に見える防波堤を越えて、もっと沖へ。
SUP初体験は、お見事すぎるくらいお見事なロケーションと天候で、最高のものとなりましたとさ。
帰る頃には、明るく光る月が。

左上に、夕焼けのなか星のようにちんまり光るお月さま。
それにしても、新潟の海が思っていたよりとっても透明でキレイでびっくり。
腰まで入っても足が見えるくらいの透明度。

友人にもらった写真。砂利ビーチは結構足が埋もれます。
水温も高くて(この日は29℃)、波も穏やかで、水も透明で、リゾート感ありありでした。
初心者でも案外できるものなので、SUP興味があるなら絶対絶対やったほうがいい!たのしい!まじおすすめ!
またやりたい~!!!!!
コメント