今日、私は初めてYouTubeで泣きそうになった。
普段からマメにチェックをする方でもないし、たとえば洗濯物を畳む時間みたいな、ちょっとした時のエンタメとしてYouTubeをみるのだけど、それでもいくつかお気に入りのチャンネルはある。
ちなみに有名とされているYouTuberはほとんど知らない。ヒカキンすらいまだによく理解していない。
そのうちのひとつが、「ジャにのちゃんねる」。
嵐・二宮、KAT-TUN・中丸、平成・山田、セクゾ・菊地の4人で運営している、正直めちゃくちゃ有名なチャンネルで、登録している人もめちゃくちゃ多い。
登録者数、284万人。(2021/11/04時点)
別に特に誰のファンでもないんだけど、30代からすると、ジャニーズがYouTubeってもうそれだけで結構な衝撃と言うか。
興味なくてもなんかこれはすごいことが起きているぞ…と心がざわつくくらいで、開設早々から登録していた。
私ら世代は、別にジャニーズのファンじゃなくてもジャニーズと育ってきたような感覚があるし、一方で、業界人ならずとも「圧力はんぱねえ…」と感じてきた世代だとも思う。
実際、売れそうな男性アイドルはどんなに人気でもメディアからことごとく姿を消してきた。
別にそれがいい悪いと考えるでもなく、「ジャニーズを敵に回したらアカンよね」という謎の認識がまったく関係ない一般人にもあったと思う。
さらに、肖像権にもかなりシビアで、なんなら夢の国のネズミワールドの仲間たちより権利にうるさいイメージ。
昔は、ドラマとかなんかの宣伝とかホームページも、ジャニタレだけイラストとかシルエットだけという異様な配慮がされていた。
まじで。勝手に写真使ったら殺されるんじゃないかってくらいシビアだった。
それが今では、カラオケでも結構MV流してくれるし、サブスク配信にもライブ映像だのバンバン出すし、ジャにのに限らずグループごとにYouTubeチャンネル持っちゃったりしてさ。
これがタッキーの采配だとしたら、やっぱりすごいよタッキー。(実際は知らない。)
さすがJr.黄金期を牽引しただけあって、時代に応じたプロデュースが上手いんだな。きっと。知らんけど。
さて、話は戻るけれど、そんなジャにのちゃんねる、普段はかなりゆるくてほのぼのした企画で、これ普通のYouTuberなら箸にも棒にも掛からないよねってくらいの内容でも、ガンガン再生回数伸ばしているあたりがさすがジャニーズなんだけどね。
今朝はあきらかに雰囲気が違くて。
ここからはふんわりとネタバレになるかもしれないけど(正直ネタ的にはそんな隠すようなものではないけど)、まとめると「ニノがV6解散ライブに行きました」って動画で。
これ、嵐・V6ファンにとっては、物ごごろついた時から知っていますってくらいの話らしいんだけど、私は今日の今日までニノがV6ファンなことを知らなかった。
そりゃ先輩だし、バックで踊っていたから、尊敬も含め好きでしょうよと思ったけど、様子が違う。
これは…ガチだ。
そもそも普段から観ていればわかるけど、ニノが自撮りでおそらく編集までやるなんて一度もないはず。笑
ちなみに私は、中丸君の編集が大好き。コメントも秀逸。あんな面白いなんて知らなかった。
もうね、動画を観ながら、しぐさや表情やコメントから、「うわあ、めっちゃ好きなんだな」って伝わる。
なにかを好きになったことがある人ならきっとわかる。「これはガチだ。」
お世辞とか社交辞令じゃなくて、本気で好きで憧れていて尊敬しているヤツ。
これ、V6のファンのみなさんもめちゃくちゃめちゃくちゃ嬉しかっただろうなあ。
好きだから、応援したいから、解散も受け入れなきゃいけないし、理解しているけど、でもやっぱり寂しいし、もったいない。
ぐるぐると渦を巻くような気持ちと、もうV6は追いかけられないという事実で、喪失感のようなものを感じていた人も少なくないだろうけど、同じジャニーズで、絶大な人気を誇る嵐のメンバーが、本気で同じような気持ちでいてくれるって、心強い。
そして、それだけ尊敬されているグループを好きでいられて嬉しいんじゃないのかな。
最後、ニノは、残してくれたものをつなげていく、というようなメッセージを残していたけれど、それはきっとV6ファンにとっても励みになったんじゃないだろうかと、外野にいながらも私はとてもジーンときていたのだ。
好きって、伝わるよね。
そしてそれって、嬉しいような温かいような、なんか幸せな気持ちになれる。
「ほんっとに好きなんです!」って幸せそうに楽しそうに語る人を見ると、こっちまで嬉しくなる。
なにかを好きでいることや、応援することは、自分だけじゃなく、周りも幸せにできるのかもしれないね。
それは、押しつけとは違ってね。
”自分が好きなものを、一生懸命好きでいられること”は、尊いよねえ。
好きがあるっていいね。
おもしろいねえ。
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