2011年3月11日の東日本大震災から10年が経つことになった。
今日で丸10年?明日は11年目になるんだろうか?
そんなぼんやりとしたことを考えていた。
長くて長くて、あっという間。
岩手県出身、そして岩手に戻り、住んでいる私にとっての震災。
震災当時!東京に住んでいた私にとっての震災。
明日はきっと、この話でもちきりで、あちこちで耳にするんだろうね。
「忘れちゃいけない」とか「忘れたくない」って言うけど、それって「忘れられる」人の言葉だと思う。
それを責めるつもりじゃなくてね。
「忘れられない」「忘れたい」って人もいるんだよね。
心の傷はいくぶん癒えても、記憶はまったく色褪せないことがある。その逆もしかり。
いまも沿岸は、深い深い震災の爪痕が残り、反比例するように高い高い防波堤が、沿岸道路にそってずらりと立つ。
もうかつてのように、三陸の海を眺めながら、潮風と、水面の光を感じながらドライブすることは出来ない。
最近また地震が多いけど、今日まで10年、元気に楽しく生きてこられたことに感謝しようと思う。
まわりにも、自分にも。
明日が、何気ない日常のまま終わりますように。
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