久しぶりに驚いた。
私の住む地域は震度4と報じられたけど、体感としてはもっとあった気がするほど大きく揺れた。
揺れはじめて、様子をうかがっていると、体が浮くような感覚がするほどグラグラと揺れ、あちこちで物が落ちる音が聞こえて、「ああ、きちゃったかもしれない」と覚悟した。
それでも、さすが地震大国というべきか、真っ先に玄関などの逃げ道を確保し、ストーブ類を止め、ガスの元栓を閉めた。
地震そのものの恐怖よりも、揺れが収まってからのことで頭がいっぱい。
停電した場合、断水した場合、火災が起こった場合、流通がストップした場合…
まして今は感染防止の対策も必要になってくるよね。
とにかく、余震も含め、今後に備えなくてはという気持ちだった。
昨日は夫と久しぶりに遅くまでお酒を飲んで、陽気になっていたところだったんだけど、2つのヘラヘラ顔が一瞬にしてキリッとしたのは、今だからだけどちょっと、いや、だいぶオモロイ。
まあそんな感じで、キリッとしながら(笑)ある程度の備えをして、念のため靴下をはいて眠りについたものの、夜中にもう一度おおきな揺れ。
布団のなかに入りながら、「この時間に避難はさすがにだるいな」なんて思っていた。
久しぶりに、日本が、特に私も含めた東北の人たちが、忘れちゃいけないけど思い出したくもないような出来事を思ったに違いない。
とはいえ、報道やネット上に流れてくる被害状況をみる限りでは、紛れもなく大地震の被害が出ている。
建物が壊れたり、ヒビが入ったり。
物が散乱しては、ガラスが割れて、おおきな家具がバタバタと倒れている。
「津波がなくてよかったね」は、半分その通りで、半分はそうじゃない。
津波がなくても被害は大きいし、確実に大地震という災害なのだ。
でも、これが余震である可能性はいつでも否定できないので、しばらくは警戒しておく必要があるよね。
それにしても、地震報道、どの局を見ても揺れている時の映像ばっかり流してて寄ったのでやめた。
被害状況ならまだしも、揺れてる映像って地震後にどんな意味があるんだろう?
どれだけ揺れたかではなく、地震後はその後の対応やガイド、状況把握がなにより必要とされる情報じゃないのかなぁ。
震災時における報道のあり方は、3.11前後で小さな変化はもちろん見受けられるけど、基本的に「より目をひくショッキングな映像」を全面に出してる気がしてならない。
「すごく揺れました」「立っていられませんでした」「恐かったです」ってのは、いつまでも繰り返して報じるような内容?と思ったり。
とはいえ今日は気温がググッと上がって気持ちのいい天気だったなあ。
外が暖かいだけでも嬉しい。
緊張感はもちつつも、今日はゆっくり眠れますように。
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