世界遺産の街、ホイアンで三大名物料理をいただく。

ダナンに行ったからには、と少し足を伸ばして、世界文化遺産の街ホイアンに行ってきました!

ここはかつて国際的な港として栄え、中国人街や日本人街があり、最盛期には日本人が1000人以上住んでたとされる、日本人にもゆかりのある街なんです。

さて。なにが有名かというと、ランタン

お土産屋さんは見ているだけでうっとり。

レストランやお土産屋さん、街中いたるところに華やかなランタンが飾られています。

川を中心とした古い街で、川沿いを中心に、お店がズラーっと並んでいます。

ダナン中心街からはタクシーでおよそ30分、片道2000円程度で行けます。

交渉すれば往復で2500円程度にすることができますが、電話番号使える人じゃないとなかなか難しいかも。

着いたら、小さなチケット売り場でチケットを購入します。約600円。

このチケット、ホイアンという街に入る入場料のようなもので(しかし入場ゲートのようなものはない。)街中にある観光スポットごとにチケットを確認されるらしいのですが、私たちは一度も確認されることなく帰りました。笑

実は、チケットを買わずに入れるルートもあるらしいのですが、確認された時に面倒だし、こーゆーのは世界遺産保護のための募金と思って払えばいいさ!と思うタイプです。

◎いざ、ホイアンへ!

なんとなく入り口のような雰囲気を出している門をくぐり、歩いてみますが、なんとなく街並みが寂しいような、普通のような…

うるさくない中華街(なにそれ)のような雰囲気だな…なんかイメージと違うな…とやや不安げに歩いていると、トンネルのような木製の橋が現れました。

(これは通称日本人橋とも呼ばれる、ベトナムでも非常に有名な橋です。)

そこに入って外を見ると…

わー!すごーい!川だ!ランタンだ!人がいっぱいだ!川は、うん、汚い…

そうそうこれこれ!と思いながら、橋を抜けると、店と店の間にランタンが何個もぶら下げられた街並みが現れました

カフェに、レストランに、お土産屋さんに、洋服屋さんまで、さまざまなお土産がびっしり並んでいます。

もちろん、見上げればランタンの道。

ランタンといえど、色や柄、形は本当に様々あり、いろんな種類を見つけるのも楽しかったです。

私たちが着いたのは17時過ぎでしたが、まだ空は明るく、明るい街並みを楽しむことができました!

そこから日が傾き、だんだん暗くなってくるのと反比例して、ランタンの灯りは強く、鮮やかに美しくなっていきました。

夜景が綺麗と言われる場所に行くたび感じるのですが、本当に真っ暗になった夜景よりも、暗くなる手前のこのくらいの瞬間が一番好きです。

この日は旧暦の満月の日に行われるランタン祭りの日で、街やお店の明かりがほとんどおとされ、ランタンの灯りだけに包まれる日でした!

空がすっかり暗くなると、川面にランタンの灯りが反射して、水の揺らめきに合わせて光も揺れて、とても幻想的な景色を楽しむことができました。これはこれでやっぱり綺麗なんですけどね!

船の灯りもまた美しい。ちょっとピンボケ…

◎ホイアン名物料理を食べよう

さて。ホイアンには、ホイアン三大料理といわれる名物があります。それらを一度に味わえるレストランもいくつかありますよ。

私たちは、食事をしながら景色を眺めたかったので、川沿いでテラス席があるサクラレストランというお店に入りました。

残念ながらテラスは座れませんでしたが、2階席だったので景色は見えましたよ。

★ホワイトローズ

私が一番食べたかったものです。見た目は名前のとおり透き通った綺麗なバラの花のようでとても綺麗です。

皮はワンタンのような、水餃子のような…でも独特の食感です!

とにかくタネ(海老のすり身等)を包む皮がプルプルのもっちもちで、極め付けが付属のタレ!これが甘めなんですが、おそらくベースはベトナムの魚醤・ヌクマムだと思われます。

なんとも癖になる味で、シンプルだけど食感が豊かなホワイトローズと抜群に合います!

一見シンプルな料理ですが、ホワイトローズには唯一無二の価値があります。

このホワイトローズ、いろんなお店で提供されているのですが、実はすべてのお店のホワイトローズは、同じくホイアンにある「ホワイトローズレストラン」というところから仕入れたものだそうです。

ホワイトローズは、このレストランだけが持つ企業秘密の製法でしか作れないんですって!いくら真似て作っても、同じようには作れないので、他のお店はこのレストランから仕入れるしかないんですね。

冷めるとせっかくのもちもち皮が硬くなってしまうので、早めに食べてしまいましょう!

★カオラウ

ホイアンで有名な麺料理です。麺自体はうどんに近いですが、料理としては混ぜそばに近い料理でしたね!

麺は太くてもっちりとした食感で、表面は少しザラリとしているのでタレがよく絡みます。

こちらもやや甘口のタレですが、トッピングの練り物のようなスライスやカリカリベーコンもどき(笑)に塩気があり、それらがたくさんの生野菜香草で中和されて、これまたちょうど良い味になります。

いまいち食べ方がわからなかったのですが、これは混ぜそばのようにすべてウリャーっと混ぜてしまうのが良いみたいです。

なんだか似たような食べものがあったよな…と思い、帰国してから調べてみると、このカオラウ、日本の伊勢うどんがルーツになっているとかいないとか。

真実はわかりませんが、たしかに伊勢うどんのようなんです!

コシのあるチュルチュルさっぱりのおうどんではなく、太くてもたっとした、なんともふにゃふにゃした食べ応えのあるあのうどん!

かつて日本と貿易を行い、日本人街があった頃の影響か、日本のうどんがホイアンで独自に育てられていったというお話もありました。

なので、似てるとはいえカオラウの麺のほうが食感はしっかりしていますし、味付けはまったく別物なので、伊勢うどんが苦手な方でもぜひトライしてみてください!

★揚げワンタン

読んで字のとおり、揚げたワンタンなのですが、あなどるなかれ。

皮がやや厚めなので、非常にザクザクとした食感を楽しめます!パリパリとかカリカリじゃないですよ!ザクザクです!

もちろん食感だけじゃなく、味もにぎやかです。

しっかり下味のある揚げワンタンに、フレッシュなトマトや香草が入ったスイートチリソースがかかっていて、揚げ物のうまみと、ソースの甘み、野菜の酸味が絶妙にマッチして、まさにビール好きにはたまらない一品です!

 私も友人も、三大料理の中ではこれがお気に入りとなりました!

◎私が思うホイアンの魅力

ダナンから近い場所にありながらも、リゾート感はまったくといって良いほどありません。いい意味で。

小さくて古い町ですが、建物はきちんと整備されていて、お店も清潔感があるところが多く、観光地としてかなり完成されている場所だと思いました。

しかし、観光地あるあるですが、観光地化しすぎて、古い町の趣を感じるというよりかは、テーマパーク感覚で訪れるのが良いかと思います。

その分、店員さんも観光客慣れしているので、東南アジアに不慣れな人がベトナムに訪れるなら、ホイアンのような場所からスタートすると、異国情緒のムードもおいしいごはんも味わえて、かなりテンションあがると思います!!

それから、カフェ好きの方にもおすすめです!

ベトナムには、本当にびっくりするくらいお洒落なカフェが多いのですが、ホイアンは特にそんなカフェが密集しています!

南国なので、コーヒーだけでなく、フルーツをふんだんに使ったスムージーフレッシュジュースも置いてありますよ!おいしいのはもちろんですが、加えて安い

町並みもとても綺麗なので、写真を撮りだしたらキリがないし、今で言えばまさに「インスタ映え」な街です。

なので、カップルにもロマンティックな街ではありますが、女性同士の旅や、カフェ好き、インスタグラマーさんにおすすめなところだと感じました!

もちろん、ホイアンに行った際は三大料理にも挑戦してみてください!!

一人旅で全部は食べられない…という人には、なら揚げワンタン珍しさならホワイトローズをおすすめします!!カオラウは美味しいけど好みが分かれそうなので。

日本でも、各地に名物があるように、ベトナム料理も地域によっていろいろあって楽しいです。

食べものに文化あり。食べものに歴史ありですねー。

さて。まだ、もう少しだけ、ベトナムのたべものがたりは続きます。

⇒ダナンでシーフードを堪能した話はこちら

⇒ダナンで絶品ハンバーガーやサンドイッチを楽しんだ話はこちら

つづく。

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