暑い日が続いていますね。40℃に届きそうな地域もあるようで、こうなると生命の危機を感じますね。
こうなると、みんなクーラーを使いますからね(無理せず使いましょう!)、その分また熱エネルギーが出るので、外気温は上がって…やめましょう。
どんなにテレビで「屋外での作業・運動は控えてください」って言ってても、炎天下の中、農作業をしている人たちもいます。私もです。
でもこれでもいい方だよなーと思えるのは、同じ炎天下で、ガッチリ安全服着て作業してる建築関係の方や、道路工事をしてる人たちを見るからです。
長袖着てるだけで暑いのに、ヘルメット被ってベスト着て、分厚い手袋してって、大丈夫?タフすぎませんか?
雨の日は休日になるように、猛暑日もお休みにしてあげたいです。人の心配するよーな職業でもないんですが(笑)、炎天下の作業の大変さを知ってるからこそ気になります。
39℃って、30℃の延長みたいにとられがちですが、全然違いますよね!!
だって20℃と30℃だと大分違うもん!20℃だと肌寒さすら感じるほど。30℃は確実に暑い気温ですもんね。
こんな高温が続くと、作物にも影響が出てきます。
早速、キャベツとレタスの値上がりが報道されていましたが、自然災害による被害と、高温続き、雨不足などによる不作で、今年も野菜や食品の価格が高くなることは間違いないと思っています。
そんな状況でも、国産のものを求める人たちのために、必死に作っている農家さんたちがいます。
たまに野菜価格が上がると「儲かってるんでしょ?」って声をかけられることがありますが、儲かる人はほんの一部です。たまたま難を逃れ、無事に収穫できた人で、さらに市場出荷してる人たちだけ。
しかも儲かるって言ってもそのシーズンだけ。叩き売りされて、売っても赤字みたいな年だってあるのにね。
不作の時にせっかくキレイにできても、価格が上がりすぎてお店で売れなくて、お店で廃棄されたり、買い取ってもらえず出荷できぬまま腐らせてしまうことになり、売上が出せない農家さんもいます。
そんな悲しいことってない。
でも、実際には1玉500円するレタスやキャベツを買う気にはならないですよね。品質はいつものと同じなのに。
そこのギャップをどうしたら埋められるのかいつも悩みます。
私は、基本的に野菜が高い時は産直に行きます。どこかで自然災害が起きた時は特に積極的に。
産直は、その時期にその地域で採れたものが並ぶし、値段が爆上がりすることもあまりありません。
自然災害が起きたとき、食料不足になるのは被害地域なので、全国で奪い合うのではなく、被害を受けたところに、他地域の野菜が届けばいいと思うからです。
もちろん、願い通りに流通するとは思いませんが、これもひとつの投票のかたちと思ってます。【私たちは毎日、投票しながら生きている。】
野菜の価格が高騰するのは、生産者のせいではありません。そして、自然災害などによる野菜不足で儲かるのはほんの一握りの農家だけで、ほとんどが痛手を受けます。
もちろん、このような自然災害も考慮のうえで、なるべく影響を受けないように工夫し、利益を出し続けている生産者もいます。
けれど、自然の猛威の前ではやっぱりどうにもならない事実も間違いないです。
それでも、諦めずに農業を続けている人たちがいるから、私たちは国内で作られた新鮮な野菜を手にいれられる。
私たちは、何も考えずにいつもと同じスーパーに通い、そこだけでの値段の変動を嘆いてばかりじゃありませんか?
嘆いてばかりの消費者でなく、足を動かし、自分にとってのベストを探す消費者も、食べ物の生産には必要なのでは?と思っているここ数年です。
つづく。
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