さて、11月の第三木曜日と言えば、ボジョレ・ヌーボの解禁日なわけですけれど、みなさんもう飲みました?
とはいえ、私は特に好きなわけではありません。笑
もともと、渋みの効いた重めの赤ワインが好きなので、ボジョレーの爽やかで軽い味は好みではないんです。それだけです。
「ボジョレ・ヌーボは美味しくない」っていう話もありますが、あれ、そもそもバイヤーが買い付けのために試飲するようなものですからね。
初物を飲んだからって、その年のワインの出来を熟成後まで予想できる舌を持っていないので、私としてはお気楽に楽しむだけで申し訳ない気持ちになったりします。笑
きっと、ソムリエの方や生産者、バイヤーさんなら、仕事として厳しく、それでも初物としてワクワクして楽しめるんだろうなーと思うと、「味わい方を知っている」のをうらやましく思ったりもします。
そうそう、ボジョレーが出るたびに、もう仰々しいくらい盛大に褒めちぎるじゃないですか。
「100年に一度の出来!」とか「至上最高の仕上がり」とか「歴史に残るヴィンテージになるだろう」とかね。
完全に素人からすると、「それならいつの年のワインでも十分美味しいんじゃないんだろうか…」と思ったりするわけですよ。
でも、飲みましたよ、2018年のボジョレー。(飲んだんかい!)
やはり酸味の爽やかな、口当たり軽い味で、「これはこれ」と思って美味しくいただきました。
ボジョレ・ヌーボには、ハムやソーセージなどのしっかりと味のついた加工品がいいと言われているようですが、スライスオニオンとスライスきゅうりのマリネに、これまたスライスした生サーモンを乗っけたのが美味しかったです。
ボジョレーにちなんだイベントをやっているお店もあって、行こうかとも思ったんですが、今日の夕方まですっかり忘れていたので、お家でささやかに楽しみました。
それでも、ちょっとキレイなワイングラスに入れるだけで、とても優雅な気持ちになれるので、中身がいいのはもちろんいいけれど、器というのもまた大事だなーなんて思いましたよ。
ワインに興味はあるけれど、なにを選んだらいいかわからないし…という人は、どうやらボジョレーから始めてみるのもいいみたい。
甘口のワインは甘ったるすぎるし、辛口だと渋くて飲めないって人には、ボジョレーがちょうどいいのかもしれない!たしかにたしかにー!
ボジョレーを飲むと、なにかにつけてはしゃいでいた大学の頃を思い出します。
あの頃はボジョレ・ヌーヴォがなにかもわからず、気にすることなく、なんか解禁したぞ!たのしー!いぇー!って飲んでいたから。笑
熟成ワインにはない独特の軽やかな味は、知らず知らずのうちに、思い出の味でもあるんだなと、さっき気づいたところでした。
おしまい
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