毎年毎年、春が近づいてくると、楽しみな食べ物が増えてきて楽しい。
そして、山菜全盛期にはちとまだ早いこの頃に、スーパーに並び始めるのがホタルイカ!
ここ数年、毎年春はホタルイカを食べている。
逆に言えば、春の時期しか食べない。
やっぱり旬のものはお手頃だしね。ブリンブリンだしね。

いっつもどうやって食べよっかな~って考えるんだけど、今年はまずアヒージョに。
(相変わらず写真撮っていない)
個人的にブロッコリーとかトマトと合わせるのが楽しいねえ。
ナンプラー聞かせるのが美味しいねえ。
ほんで、まだあったからホタルイカごはんに!

ごぼうサラダと、ほうれん草とエノキ茸のお味噌汁で。
ホタルイカは、食感を良くするために目玉を取るのが下処理の定番だけど、まず第一にめんどくさいし、私はその食感も楽しいので取らない。
ごはんをおいしくするひと手間ってあるよね。「プロ直伝!」とか。
あれ、確かに美味しくなったり仕上がりが変わったりして面白いよねえ。
でも、じゃあそれをしなかったら美味しくなくなるのかといったら、そうじゃないものもたくさんあると思うんだよね。
例えば、このホタルイカの目もそうだし、煮崩れ防止の大根の面取りとか、煮物を作るときとかの隠し包丁とか。
気分が乗ったらやるけど、やらないこともしょっちゅう。
知らないんじゃなくて、知っていてもやらないの。たとえもっと美味しくなるとしても。
なかには魚の臭みを取ったり、苦みやえぐみを除いたり、そこ飛ばすと味に大きく影響するよってレベルの下処理はした方がいいと思うし、私もするんだけどね。
ただまあ、これは持論だけど、家庭料理って仕事でも義務でもないので、美味しいに越したことはないけど、プロレベル・お店レベルである必要はないんじゃないかな。
お店のごはんがどうして美味しいかって、ご家庭じゃなかなかできない手間や時間をかけていたり、手に入りにくい食材を使っていたり、素材の扱い方に関する知識と技術があったりするからなわけです。
もちろん、普段のおうちごはんもプロ並みに美味しくて見栄えも良く作れたらそれは最高なんだけど、それがストレスになったり、負担になるくらいなら、「まあ美味しいよね」くらいのが作れたら最高レベルとしているよ。
SNSにはキラキラした美味しそうなごはんや、美しい食卓がずらーっと並んでいるけど、あれは世の中の本当に指先ぐらいの一部のご家庭を切り取っているだけ。
もっと、納豆ご飯だけとか、お弁当のおかずの端切れの寄せ集めとか、冷凍ごはんにレトルトカレーとか、そういうのが多勢だし。圧倒的に。
私の母は、めちゃくちゃ料理が上手で、テーブルセッティングもめっちゃセンスがいいんだけど、私にはそれが受け継がれていなくて。
コンプレックスってほどではないけど、料理に自信はまったくないんだよね、いまでも。
でも、別にいいじゃんね。
料理自体は好きだし、ちゃんと献立考えて毎日ごはん作っているし、ま、家族以外には出したくないけど、それなりに美味しいし。
ホタルイカの目玉だって、美味しくバリバリ食ってやんよ。
なるべく生ゴミ出さずに丸ごと食べられるのも、家庭料理の醍醐味さ。
卵かけごはんだって、ごちそうなんだ!うぉぉーーーー!!
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