サラダとの付き合い方。

サラダが好きだ。具材は問わない。

レタスのような柔らかい葉野菜がヒラヒラしているのもいいし、トマトやブロッコリー、ヤングコーンがゴロゴロ賑やかなのもいい。

シンプルにキャベツの千切りも美味しいね。

ドレッシングだって、さっぱりノンオイルも、コブサラダのようなこってりしたのも好き。

その組み合わせは、実質無限と言える。

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お店に食べに行って、セットとしてついてくるサラダが美味しいとものすごくテンションが上がる。

メイン料理なわけでも、単品で注文したわけでもないのだから、サラダなりの身なりをしていてくれれば問題はないし、なんなら無くても文句は言わないのだけど。

それでも、サイドに添えられたサラダの、素材、ドレッシング、見た目、味付け、どれかひとつでも「こ、これは…」と感動できると、それは当初の目的であっただろうメイン料理の美味しさも、そのお店の評価も爆上げすることになる。

そして、サラダを丁寧に作っているお店は、大抵ほかのメニューも美味しい。

ちなみに、レアなケースではあるけれど、メインよりサラダが美味しいお店がまれにある。

これはこれで面白いから、このままでいい。

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昔、ケネディというステーキハウスがあった。(どうやら現在は倒産した模様)

関東圏に展開していたと思われるチェーン店で、個人的にはいきなりステーキよりメジャーだった気がする。

当時住んでいた近所にもあったので、しょっちゅう半額券がポスティングされていた。

でも、私のお目当てはありがたいクーポンが適応外になる「ケネディサラダ」だった。

たぶん4人前くらいで、大きな木のボウルに入ってくるんだけど、私はよく半額券を持って、友達を誘い、みんなが半額でステーキを頼むなか、1人でそのケネディサラダを食べていた。

レタスやトマトなど基本的なラインナップの野菜たちの上に、カリカリに焼いたベーコンやクルトン、アボカドにサーモン、たっぷりの粉チーズ、あいまいだけど真ん中に半熟卵。

他にもこじゃれたものたちがひしめき合った、めちゃくちゃ豪華なサラダで、これがまた美味しかった。

私の中では「ケネディ=ケネディサラダ」というくらい、サラダが美味しかった。

いまももし店舗があるとしたら、また食べたいくらい好きだったな。

ちなみにこれは完全に余談だけど、ケネディは飲み放題も異常に安く、しかも特製サングリアがめちゃくちゃ美味しかったのだ。

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これだけサラダが好きなのに、どういうわけか自炊でサラダを用意するのが億劫だ。

サラダって、手間がかかるんだもん。

いろんな種類の野菜を小気味よい大きさにちぎったりカットして、余計な水分はのぞいて、見栄えよく盛り付ける。

本当は毎回食べても嬉しくなれるんだけど、毎回の用意と、それぞれの野菜の鮮度管理が私にはレベルが高い。

キャベツだけでキマる千切りだって、千切りが面倒。

本当、逆にあんた何なら出来るの?ってくらい、サラダ作りをめんどくさく感じてしまって嫌になる。

でも、たまにご機嫌な時に運よくサラダを作れた時、やっぱり美味しくてしあわせな気持ちになるのだ。すごい。

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『「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日』という俵万智さんの有名な歌があるけれど。

うん、サラダに思いを寄せられる彼って素敵ね。

記念日はちょっとやりすぎな気もするけれど、肉や魚と同じように、サラダを楽しめる人。

ん~、わかる!

「いいね」と言いたくなるサラダって、あるよね~。

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