すっかり暖かい日が続くようになりましたね。
私には、この時期の恒例行事があります。
それが、お庭のふきのとう採り。
冬の間にすっかり枯れてしまった草の間から、春一番、
山菜大好きな私にとって、ふきのとうの出現が、
なので、毎年この時期が近づくと、まだかなーまだかなー、
ふきのとうの明るい黄緑色って、
どうしても景色の彩りが乏しくなりがちな冬が終わり、
自然は、怠けることも、うっかり忘れることもなく、
◎ふきのとうを採ろう
ふきのとう、
ふきのとうにも2種類あり、栽培物と天然物。
スーパーで綺麗に詰められてるものは栽培物が多いです。
我が家は田舎なので、至るところで見かけます。
とはいえ、どこでも採取はしません。
私には、山菜採りのルールがあります。
※農薬や除草剤などが使用されていないか
ふきのとうは田んぼや畑の回りでよく見られますが、
※犬の散歩などがされていないか
河原にもよく生えていますが、犬や、時には人間(!?)
※土地の所有者がわかっているか
自宅の土地なら構いませんが、
◎ふきのとうの採り方
ふきのとうは、引っこ抜くこともできます!
しかし、根っこがズボッと付いてきます。これは邪魔ですね。
なので、私はいつも、鎌で根元を長めに切っています。
なぜ長めか、というと、あまり浅く切ると、
そして、ふきのとうはアクが強いので、
長めに切っておくと、調理の際、少し切れば、
こうして、サクサク採るのは夢中になってしまいますが、
ふきのとうは、フキが繁殖するためのつぼみです。採りすぎると、
◎ふきのとうを食べよう!
さあ!まずは、定番の「天ぷら」でいただきます。
薄めのサクサク衣を噛むと、
この苦味がいい。ああ春がきたなあ、と感じます。
ただ、近年、私のなかで定番化しつつあるのが、「塩麹炒め」です。
見た目はたいしたことないですが…てゆうかものすごく地味!!!
作り方はとーっても簡単!
ふきのとうをザクザク刻んで、ごま油で、
ふきのとうは新鮮ならそのままでもいいですが、
全体がしんなりしたら、塩麹を入れて弱火のまま、
はい!これだけ!
ふきのとうといえば、ふきのとう味噌も定番料理です。ただ、
しかーし!これだとそのままお酒のおつまみにもなるし、ごはんのお供にも、
ふきのとういっぱいもらって、
◎春のデトックス隊長
長くて寒い冬が終わる頃、まず最初に現れるのがふきのとう。
ふきのとうの栄養としては、まずはビタミン!
丈夫な骨作りのために必要なビタミンKも含まれているので、出産を控えていたり、骨粗しょう症になりやすいとされる女性には特に必要な栄養素です。
また、腸内のお掃除を助ける食物繊維もふんだんに!
その他、鉄分やカリウムなど、現代人に欠かせない栄養素が含まれています。
しかし、ふきのとうにはさらに特別な栄養素が含まれています。
それが、フキノリド、植物アルカロイド、ケンフェロール、フキノール酸。
フキノリドは、ふきのとうの香り成分で、この香りが胃腸の働き調整して、消化を促進させます。
植物アルカロイドは、腎臓や肝臓の機能を高める効果があるといわれています。
ケンフェロールには、体の免疫力を高め、ウイルス感染しにくくなる効果があるとされます。
そしてフキノール酸は、ふきのとうのあの独特の苦味に含まれる成分です。そしてこのフキノール酸は、咳止めや花粉症に対する予防効果があると言われています。
一説では、冬眠から目覚めた熊が最初に食べるものといわれているふきのとう。
冬の間、運動不足になったり、新鮮な野菜も不足しがち、あまり汗をかかないので水分不足になったりと、体内は停滞しがちです。
そんな冬の間に溜め込んでしまったものを、消化器官や循環器官に働きかけて、体の外に排出させるのが、まさにふきのとう!
さらにはふきのとうが出るとすぐにやってくる花粉症のシーズンに備えた栄養素まで兼ね備えているなんて…
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旬の食べものは、人間の食文化が多種多様になるよりもはるかはるか昔から、自然のサイクルの中で、きちんと意味を持って、必要な栄養素を含んで、巡っているんだなあと感じます。
旬の食べものがいいといわれているのは、単に味が良いとか、栄養素が多いということだけでなく、その時期に必要とされる栄養をきちんと補えるように出来ているということなんですね。
まあ、それはまた、別のお話。
これから次々、山菜シーズン突入です!私はワクワクしています!
せっかくだから、一緒に春の味を楽しみましょう!いぇーい!
つづく。
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