最近は仕事の休憩として、歌を練習するのが日課だ。
さて。
私には、一緒にカラオケに行っては、平気で8時間も歌い続けるような友達がいる。
別にお互いの歌を真剣に聞くわけでもなく、相手が知っていようがいまいが関係なく好きな歌を勝手に歌って、好きな曲の時は好きにノッて、気になる曲があれば「これいいね、なんて歌?」なんて尋ねて。
とにかく好き勝手に歌まみれになって、お店に「時間なんでそろそろ帰れ」と言われたら帰るというスタイル。
正直、帰れって言われなかったら少なく見積もっても10時間はいけると思う。
あいだに食事を挟めるなら、たぶんもっといける。笑
.
その友人が、引っ越すことになった。もう気軽にカラオケに行けるような距離じゃない。
でも、その決断を私はとてもいいことだと思っている。
一緒にカラオケに行ける人がいなくなることは寂しいけれど、正直それ以外は両手を全力で振って送り出したい気持ちでいっぱいだ。
.
話は最近の歌の練習に戻る。
近々、彼女が引っ越す前、おそらく最後となるであろうカラオケの予定が入っているのだ。
正しくはその友人も含めた、仲間内での飲み会なんだけどね。
そこで、2人ともすごい好きなんだけど今までなかなか上手に歌えなかったデュエット曲を、一緒に歌おうと決めたのだ。
スナックのカラオケで。
しかしこれまたハモリが難しい。
たぶん比較的ハモリが得意だと思ってはいるけど、無理。
まず聞き取れない。自分のパートがわかんねえ。
普段カラオケのために自発的に歌を練習することはほとんどないんだけど、これは、たぶん今後も彼女としか歌うことはないだろうから、まあ1つの余興みたいな意味も込めて、ひたすら練習するしかない。
仕事の合間に、休憩として、なんて言ってはみたものの、難しくてイライラしてくるので休憩になっているかは不明だけどね。
でも、もしこれが決まったら最高に気持ちいいだろうな~と想像すると、やらねばと思うのだ。
.
よく、自信がない歌とか、しっかりマスターしてない歌を歌うときに「これ練習ね、練習だから!」なんて断りをいれるのはあるあるで、そして「本番いつだよ」ってツッコミまでがもれなくワンセットなんだけど。
これは、本番があるのだ。自分たちで決めた本番。
ちなみに本番があるくせに、「これ練習ね」なんて言いながら練習するタイミングは無いので一発勝負だ。
家にいるときも、ご近所迷惑にならないボリュームで、コソコソ歌っている。
ま、それもまた楽しいよね。
.
酔っぱらいがスナックで歌うんだよ?
シラフじゃないんだから、しっかり音を体に叩き込まないと歌えるわけがない。
ストイックだな。アスリートかよ。
まあそこまで練習しても、本番が終わったら、彼女と再会するまではお蔵入りになるだろう。
それもまた良し。
本番は自分たちで決めればいいよね。失敗したって笑えるさ。
ああ、楽しみ。
.
コメント