ミシュラン東京で、初めておにぎり屋さんが掲載されるというニュースが話題になっています。
普段なら、さらっと流し見するニュースなんですが、これは惹き付けられました。
なぜかというと、このニュースを聞いて真っ先に浮かんできたおにぎり屋さんがあったから。
そう、タイトルにもありますが、かつて東京都練馬区江古田にあった「やぐら」というおにぎり屋さん。
江古田でもひとつ有名な「江古田コンパ」のならびにあったお店です。
私が学生時代、江古田に住んでいたこともあり、その時はまだ絶賛営業中だったんですよね。
もう、ここ、すごいんですよ。
おじいさんおばあさんだけでされてるようなのですが、《年中無休/24時間営業》という異常な営業スタイルでした。
交代勤務のようで、時間によって、店番がおじいさんだったりおばあさんだったり、二人いたり。
これだけで伝説的なのですが、なんてったって、おにぎりが美味しい。
あの、本当、なんて表現したらいいかわからないけど、シンプルに、最高に美味しい。
私が知るおにぎりランキング堂々の一位は、いまでも「やぐら」さんです。
メニューは定番からハイカラなものまで結構あって、だいたいが130~150円くらいだったような。
注文したら握ってくれるので、渡されるおにぎりは温かい。
具はびっしり入っているけど、ごはんとちょうどいいバランスの味加減。
思わず頬がゆるむような、リラックスさせてくれるおにぎりでした。
一度、風邪で熱をだしてグッタリしていた時に、当時付き合ってた人に「何か買ってくけどなにがいい?」と聞かれて「やぐらのおにぎり」と答えたほど。しかも2個。
弱ってるときこそ食べたいおにぎりでした。
その人には「おにぎり食べれるなら元気じゃん」って笑われたけど。笑
閉店を知ったのは、江古田を離れてしばらくしてから。
理由は、道路拡張がどうのこうのらしく、少なくともおじいさんおばあさんの体調などではないようだったので一安心。
「やぐら」があった時代に江古田にいられてよかった、と思わせてくれるお店です。
お米がどうとか炊き加減がどうとか味付けどうこう言えば、そこまでじゃないのかもしれないけど、《美味しさ》ってそれだけじゃない。
本当に本当に、大好きでした。
「もっと食べときゃよかった」って思っても仕方ないのに思っちゃう。
まだ、某飲食店サイトのページ残ってるので、気になる人は検索してみてくださいね~
どんな雰囲気のお店だったかは、写真や口コミを見てみるとちょっとわかりますよ。
浅草「宿六」さんも、おめでとうございます!
やっぱりどんなおにぎりが気になっちゃうので、機会を見つけて食べたいな~
おしまい
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