あなたにとっての「食べる」の意味

まず初っぱなから、ズバッと聞きました。
なんで食べるのか。なんのために食べるのか
え?意味?えっ?どーゆーこと?って思った人もいるかもしれませんね。

最も多かった回答は、ダントツで「生きるため」でした。私もそうです。生き物として、生命活動を維持するために、身体の外から栄養をとらないといけないからですね。

そして、他にも多かったのが、精神面での意味。

「幸せを感じる」
「コミュニケーションのひとつ」
「楽しみのひとつ」
「ストレス解消」

この質問に関しては、人によって意見がわかれることはほとんど見られず、《生きるために必要であり、その上で気持ちが満たされる行為という認識がほとんどの人に共通していました。

「食べる」という行為において、私は、栄養素の摂取という身体面の目的も、気持ちの充実という精神面の目的も同じくらい大切だと思います。

たとえば、高級なフルコースを殺風景なところで一人さみしく食べるのと、コンビニの100円のおにぎりを仲の良い友人と出掛けた先で食べるのでは、食事に対する満足度が違いますよね?
もちろん、「味わう」という側面では、一人フルコースの方が、集中できるかもしれません。友人と話しながら食べるおにぎりの味なんて、ものすごく個性的でない限り気になりませんから。笑

《意味》って言ってしまうと、なんかかっこいいこと言わなきゃダメかな?なんて気にもなりますが、もう全っっ然そんなことなくて。

それなのに《生きるため》というシンプルで重要な理由にも、「当たり前だけど…」「普通すぎて申し訳ないけど…」という前置きをして回答してくれた人もいたりして。

普通がいいのよ。当たり前なことが一番大切だったりするのだから。

《意味》を問えば、多くの人が自分なりの考えを答えてくれるけど、じゃあいったいどれほどの人が、その意味を意識しながら食べているだろう?ということ!

今日の朝ごはん、生きるために必要なものを食べましたか?お昼は、おいしくて楽しくて心が満たされましたか?晩ごはんは、コミュニケーションを取りながら食事できましたか?

答えはノーよ!きっとそう!(もちろん中にはイエスと答えられる人もいると思いますが)

朝ごはんは、とりあえず昨日の残りを食べたし、お昼はあるものや冷凍食品を詰めたお弁当を急いで食べたし、夜はテレビを見ながら疲れたなーとダラダラ食べたし。

食事には意味があると思ってるのに、ほとんどの人が《生きるため》《気持ちが満たされるため》という理由を持っているのに、それが普段はどっか行っちゃってるんですよね。しかも結構遠いところに。

そりゃ毎回毎回、意味だの理由だの意識してられませんよ。むしろ、そんなことしてたら飯がまずくなるやい。

でも、食事って生活のなかで非常に大事な行為であるにもかかわらず、多くの人が《意味がある》と思ってるのにもかかわらず、結構なんにも考えず、とりあえず、なんとなく、で済まされることの多いことったら!

私は、別に「毎回ありがたく、意味を感じながら食べましょう」なんて、くたびれるようなことは思いません。無理!そんな余裕ある生活してないもん!そんでたぶん、私よりもっともっともっと忙しい人なんていっぱいいるもん!お疲れ様です!

ただ、《なんにも考えなくても食べられるという事実のすごさは改めて感じたいですよね。作物を育てて加工したり、肉を捕ったり育てたりしなくていいし、お金を出せば大体の食材・食品が、使い(食べ)やすく手に入ります。
栄養価や添加物の話は置いておいて、たとえば外回りの営業さんで、お昼休みをまともに取れなくても、車でコンビニ寄ってパンをかじって済ますことも出来る。きっとこんな時、頭のなかはパンの味ではなく、次のお客様のことでいっぱいでしょう。

私たちは、食事を意識しない食事をどれだけしているでしょう?

それは、食べられることが《当たり前》だからですよね。食べたい時に、食べたいものが食べられるから。
それが、とてもすごいことだと、ありがたいことだと改めて感じてみると、明日くらいは少しだけ《生きるため》《心を満たすため》の食事をしてみようかな…って気分になるかもしれませんね。もしかしたらね!笑

つづく。

コメント

  1. […] ある人が、「食べること」に関する質問で、食事はわずらわしくて出来るなら減らしたい時間と回答していました。 […]

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